足立朝日

ゆるキャラ大募集! 「千獣プロジェクト」で街を元気に

掲載:2010年7月20日号
 千住緑町にあるNPO法人千住藝術村のオープンスタヂオ&ギャラリー「スズロハコ」が、ユニークな活動を始めている。
 その名も「千獣(せんじゅう)プロジェクト」。千住の地名にあやかり、「千」頭の「獣」(ゆるキャラ)をみんなで考えて、千住の町をにぎやかに応援しようという試みだ。
 スズロハコは東京藝術大学絵画科油画専攻の4年生、山崎慧(けい)さん、しばたみづきさん、中村泰子さん、藤森詔子さんの4人が、大学外での制作拠点として空き店舗を借りているもの。若者の活気を期待する地域にお返しがしたいと、「自分たちが楽しみながら地域を応援できる」企画を考えた。
 7月5日(月)には、メンバーが千寿桜小学校(千住桜木1丁目)の放課後子ども教室「さくらキッズ」(野口幸男実行委員長)を訪れて、キャラクターの描き方を指導。約80人の子どもたちが参加し、思い思いの「獣」を生み出した。「パンチをする蝶」や、「ビルの8階まで飛ぶカエル」など、自由な発想が続々。「今まで同学年、年上に依頼していたので、全く違うキャラクターで面白い」と指導した山崎さんも驚く。
 最終的には1000頭の獣が全てデザインされた手ぬぐいを作り、9月3日(金)~5日(日)の大学祭(上野キャンパス)、11日(土)・12日(日)の千住緑町の祭りで販売するのが目標という。
【ゆるキャラ募集中!】
 先着1000頭のキャラを無審査で全て採用し、スズロハコのブログで登録・発表(著しく公序良俗に反しないもの)。絵が得意な人も苦手な人も、この機会に挑戦してみて。
▼募集作品=思い出を交え、千住に関わりのあるあるキャラ▼応募資格=千住の町に縁のある人なら誰でも▼締切=スズロハコのブログで1000頭登録・発表されるまで▼作品サイズ=応募用紙(要問合わせ)に黒のボールペンで描くか、データで送信(500KB以内、jpgファイル)*画像処理する場合有り。原稿の返却なし▼賞=千住藝術村賞1人(同村のキャラクターとして採用)、スズロハコ賞1人(そのキャラの手作りオリジナルTシャツを作成、贈呈)、記念品(1000頭入った手ぬぐいを抽選で20人)▼応募・連絡先=〒120‐0044千住緑町3‐1‐2‐2F オープンスタヂオ&ギャラリー「スズロハコ」(担当/山崎)、メール

写真=上/「作:中村泰子 キャラ名:シロワッさん
特徴:緑町のパンのパレットさん幻の一品。幻の理由は、実は歩けるからなのだ!」
下/自分の考えたフシギなゆるキャラを描く、さくらキッズの子どもたち=千寿桜小学校で