足立朝日

ケーブルテレビ足立でお馴染み Wコロン ねづっち/木曽さんちゅう

掲載:2010年8月5日号
「ととのいました」と即興謎かけで大ブレーク

「即興謎かけ」が大評判となり、今やテレビにラジオに演芸場にと引っ張りだこの漫才コンビ・Wコロン。
 足立区民にとっては、ケーブルテレビ足立が放送するあだちコミュニティチャンネルのひとつ、地域情報番組「トピためっ!」(毎週月曜~木曜の17時半、19時、21時、23時半~、一挙放送/毎週土曜・日曜の7時、16時~)で老若男女にすでにお馴染みだ。
 謎かけ名人の「ねづっち」と、ツッコミ担当の「木曽さんちゅう」による名コンビだが、実は木曽は足立区在住歴15年。足立区で子育てをし、区内の隅々を知る芸人として、足立区でしか知りえない情報を提供する同番組にも全力を注ぐ。その不可解な芸名は、かつて空手を学んでいたころ、角田信朗(かくだのぶあき/正道会館空手最高師範6段/K―1競技統括プロデューサー)から「木曽の山の中で山籠りしているみたいな顔」と評されたことに由来する。
 ねづっちの謎かけは、お題から連想するオチから考え、さらにオチを導き出す答えを考えるという一連の動作を瞬時に行う秘儀。練習だけではどうにもならない頭の回転が必要とされるが、本人は「同音異義語を早く見つけるだけ」とサラリとしたもの。トレードマークの蝶ネクタイとタータンチェックのジャケットは、最初、木曽が発見。当初は嫌々着ていたが、今では自主的にチェックを探してしまうと笑う。 木曽の可愛いTシャツは「まめた本舗」の製品で、衣装提供のお礼に「着る」ことでさり気なくPRしている。
 Wエース門下で04年に結成したコンビだが、それぞれ芸歴は古く「昭和の香りの漫才」を得意とする。日の当たる場所を確保しつつも、2人は常に冷静に将来を見据える。7月末には「ととのいました!Wコロンの日本列島なぞかけかるた」(幻冬舎エデュケーション)を発売。47都道府県の名所や名産を謎かけにして、その心の部分を見つけて遊ぶ。お正月の友となること請け合いだ。
 最後に「足立朝日新聞とかけて」「高級ピザ屋さんと解く」。その心は「いい生地(記事)が沢山あるでしょう」。
 さすがWコロン!

写真=飛ぶ鳥を落とす勢いのねづっち(左)と木曽さんちゅう