足立朝日

区民らから提供の支援自転車 乗物難の被災地へ届けられる

掲載:2011年5月5日号
 NPO法人地域の芽生え21(桑原里保理事長)=足立4丁目=が、集まった支援物資の自転車などを4月27日(水)~28日(木)、東日本大震災の被災地に届けた。
 足立朝日4月20日号で活動を紹介。不要な自転車と活動資金の提供を呼び掛けたところ、子ども用4台、大人用9台な
どが集まった。新座市から届けに来た人、100円ショップで購入した約50
00円分の裁縫セットや老眼鏡など支援物資を持ってきてくれた人も。
 担当の桑原裕介さんが、それらをトラックで現地に送り届けた。子ども用は、子どもたちが壁新聞を作っている七ヶ浜国際村に。壁新聞に「自転車が欲しい」と書いていた子どもたちは大喜びで、すぐに乗りまわしていたそうだ。裕介さんは「その笑顔を見たら、疲れが吹っ飛びました」。
 大人用は多賀城市と塩釜市に提供。塩釜市魚市場管理事務所では、船から陸に下りた後の交通手段がなく困っていた漁師たちの、大きな助けになった。「また、持ってきて欲しいと言われました」
 「提供してくださったみなさんに感謝します。本当にありがとうございました」と裕介さん。活動は今後も続けていく。桑原さんの連絡先はTEL080・5649・1910。

写真/支援の自転車を受け取る七ヶ浜町職員=七ヶ浜国際村で