足立朝日

40.「六町神社」

掲載:2012年2月5日号
六町1‐11

 今回は、現在区画整理真っ最中の六町地域の氏神様「六町神社」を紹介。同社は、平成21年(2009)に区画整理事業により新築されたばかりのきれいな神社だ。以前の場所から700mほど離れたが、地域の人たちにとって大事な場所、移築して縮小しないようにと土地を寄付し合い約70坪広い174坪の神社になった。ご祭神は伊邪那岐命(イザナギノミコト)、伊邪那美命(イザナミノミコト)、天照皇大御神(アマテラスノオオミカミ)、誉田別命(ホンダワケノミコト)。例祭日は9月15日。
 同社は三峰様とも呼ばれ、もともと六月村の出である清水家の屋敷神だった。六町は、竹塚村と六月村の飛び地で、三峰様と同時にそれぞれ竹塚神社、八幡神社を崇拝していた。南足立郡が東京市に併合されたのを機会に、昭和8年(1933)年、三社を合祀し六町神社が誕生した。
 境内には、寛政5年(1793)と刻まれている庚申塔や、綾瀬川の新加平橋上流で発見された地蔵の頭部などがある。この頭部は、同橋下流から発見され、現在加平1‐2‐37の道路脇に置かれている「えぼ地蔵」の頭ではないかと考えられている。
【問合せ】TEL3886・0296唐松宮司
【交通】つくばエクスプレス「六町駅」より徒歩約3分

写真上/広々とした六町神社(右が社殿、左は社務所)
下/中央が「えぼ地蔵」の頭部