足立朝日

千住4丁目の大峽製鞄 イタリアの国際見本市で入賞

掲載:2012年6月5日号
3月4日(日)~7日(水)、イタリアのフィエラミラノで開催された「ミペルザバッグショー」で、千住4丁目にある大峽製鞄㈱(大峽廣男社長)が、「スタイル アンド イノベーション」部門で入賞した。同社は、昨年に続き2回目の出展での入賞という快挙だ。
 製品は、多彩な場面にも持ちこなせるビジネスバッグ「エグジール」(12万6千円)、東京藝術大学の学生とコラボレーションしたランドセル型カジュアルバッグ「リューク」(販売準備中)など。特に「リューク」は、iPadを入れる機能を持たせるなどの学生のアイデアが取り入れられた製品だ。
 ミペルザバッグショーは、イタリア皮革・準皮革製品製造業協会が主催する世界最大規模のかばん見本市で、年に2回開催され、今回で101回目となる歴史ある展示会。
 授賞式に参加した大峽宏造専務は「日本のレベルの高さを世界中のバイアーから絶賛された」と喜びを語った。
 同社は、足立区の見本市出展助成金を使い、6月19日(火)からイタリアフィレンチェで開催される世界最大の紳士服飾エキシビション「ピッティ ウォモ」にも出展する。
【メモ】大峽製鞄㈱=千住4‐2‐2、TEL3881・1191、HP

写真上/授賞式で入賞盾を受け取る大峽専務(中央)=イタリアで
下/ランドセルの老舗メーカーと藝大とのコラボバッグ「リューク」