絵本「槍かけの松」が完成し、3月23日(土)、シアター1010講義室で発表会が開かれた。
「槍かけの松」は千住に伝わる言い伝え。水戸光圀(水戸黄門)の行列が通りかかった際、邪魔になる清亮寺の松の木を家来が切ろうとしたが、光圀の懐の深さと機転で、枝に槍を立てかけて休むことになり切らずに済んだことから、この名がついたという。
この話を子どもたちに広く語り継ぎたいと、NPO法人千住文化普及会(櫟原文夫理事長)が、公益信託あだちまちづくりトラストの助成を受けて、絵本1000部を制作した。
櫟原代表が書いた文章を、児童文学界の大御所、児童文学作家の岩崎京子氏が監修。絵は手作り絵本ネットワークの青木珠代代表の指導の元、足立新田高校美術部の金野和貴さん(2年)が水彩色えんぴつで描いた。素朴ながら表情豊かで、岩崎氏も絶賛。将来は漫画かアニメの仕事をしたいという金野さんは、「貴重な体験ができた」と晴れやかな笑顔。
「子どもたちは史実や民話に興味がないわけじゃない。知らないだけ」と櫟原代表。小学校で地域の歴史を教える中で、水戸黄門を「おじいちゃんが見てるから知ってる」と反応があったことから、家庭の絆作りにも役立つのではと選んだ。「メジャーなものが身近にあるというのは、お国自慢になり誇りになる。子どもたちに歴史を伝えていかないと」
絵本は、今後、区内学校や図書館に寄付するという。区内書店でも販売予定。価格1500円(税別)。問合せはTEL090・1431・1806大川(千住文化普及会)まで。
写真/前列左から岩崎氏、青木氏、後列左から千文会大川さん、同中島善文さん、金野さん、櫟原代表=シアター1010で
「槍かけの松」は千住に伝わる言い伝え。水戸光圀(水戸黄門)の行列が通りかかった際、邪魔になる清亮寺の松の木を家来が切ろうとしたが、光圀の懐の深さと機転で、枝に槍を立てかけて休むことになり切らずに済んだことから、この名がついたという。
この話を子どもたちに広く語り継ぎたいと、NPO法人千住文化普及会(櫟原文夫理事長)が、公益信託あだちまちづくりトラストの助成を受けて、絵本1000部を制作した。
櫟原代表が書いた文章を、児童文学界の大御所、児童文学作家の岩崎京子氏が監修。絵は手作り絵本ネットワークの青木珠代代表の指導の元、足立新田高校美術部の金野和貴さん(2年)が水彩色えんぴつで描いた。素朴ながら表情豊かで、岩崎氏も絶賛。将来は漫画かアニメの仕事をしたいという金野さんは、「貴重な体験ができた」と晴れやかな笑顔。
「子どもたちは史実や民話に興味がないわけじゃない。知らないだけ」と櫟原代表。小学校で地域の歴史を教える中で、水戸黄門を「おじいちゃんが見てるから知ってる」と反応があったことから、家庭の絆作りにも役立つのではと選んだ。「メジャーなものが身近にあるというのは、お国自慢になり誇りになる。子どもたちに歴史を伝えていかないと」
絵本は、今後、区内学校や図書館に寄付するという。区内書店でも販売予定。価格1500円(税別)。問合せはTEL090・1431・1806大川(千住文化普及会)まで。
写真/前列左から岩崎氏、青木氏、後列左から千文会大川さん、同中島善文さん、金野さん、櫟原代表=シアター1010で