足立朝日

足立学園中学 ワイルドベアーズ世界大会出場!

掲載:2007年8月5日号
◆◇足立学園中学 ワイルドベアーズ
世界大会出場!フラッグフットボール部全国優勝

 足立学園中学の「ワイルドベアーズ」(橋本陽顧問)が7月7・8日に等々力競技場で行われた第8回NFLフラッグフットボール日本大会に出場し、見事初優勝。8月7日からアメリカ・ニューオーリンズで開かれる世界大会出場が決まった。
  フラッグフットボールとは、アメリカンフットボールを誰でも手軽で安全に楽しめるよう考え出されたスポーツ。
 同校の部員は62人で、7チームが地区大会に出場。内1チームが勝ち抜き、148チームの頂点に立った。全員3年生でメンバーは、広瀬湧基くん(主将)、脇将梧くん、勝田健朗(やすろう)くん、石川慶和くん、渕脇葵くん、吉澤昴希(こうき)くん。
  試合は関東大会決勝から全て逆転勝利。全国準決勝では残り24秒で逆転した。まさに精神力の勝利だ。特に関東決勝で当たった富士通フロンティアーズは昨年の世界3位。広瀬くんは「胸を借りるつもりだった」という。
  日本一になって「実感がなかった」と渕脇くん。勝因を脇くんは「劣勢になった時の粘り強さ」と分析。石川くんは競技の魅力を「チームみんなで一丸となってできること」と話す。どの選手からも個人技の自慢話は出てこない。
  同競技は頭脳と体力の陣取りゲーム。橋本顧問が出したプランと選手たちのプレーが成功して初めて得点につながる。声を枯らして応援してくれた他の部員たちへの想いもある。
  世界大会への抱負を、勝田くんは「けがをしないプレーをしたい」、吉澤くんは「日本が最強だと世界の人に知ってもらいたい」と話す。みんなのために頑張りたい、とメンバーの想いは一つだ。
【フラッグフットボール】 アメフトと違い体をぶつけ合うことがないため、老若男女が安全にプレーできる。タックルは禁止で、代わりに腰から下げたフラッグを取ることで敵の前進を止める。1チーム5人があらかじめ決めた作戦で動き、パスしたり、ボールを持って走ったりして自分たちのボールを敵の陣地に運び得点となる。


後列左から勝田くん、広瀬くん、石川くん、
前列左から脇くん、吉澤くん、渕脇くん