足立朝日

初の舞台化「だんだん」1010から

　お茶の間の視聴者を釘付けにしたＮＨＫ連続テレビ小説「だんだん」。マナカナの愛称で親しまれる三倉茉奈と三倉佳奈・双子姉妹の健気で清々しい演技に元気をもらい、「さあ、今日も頑張ろう！」と感じた人々は数知れない。

「だんだん」とは、島根県の出雲言葉で「ありがとう」の意味。一日の始まりに、その素敵な言葉を心いっぱい感じられて、視聴者は何と幸せだったことか！　その「だんだん」が初めて舞台化され、10月１日から５日間、シアター１０１０で上演される。
　産まれてすぐに離れ離れになってしまった田島めぐみ（茉奈）と一条のぞみ（佳奈）には、同じ記憶が残る。それは、母の歌う子守唄「赤いスイートピー」。その歌と共に、２人の人生が開かれていく。旧歴10月の神在月（かみありづき）に、全国の神が縁結びの相談をするために集まるという出雲大社。そこで再会した２人の運命は……。
マナカナは、この舞台に懸ける思いを語る。
　茉奈「自分が出演したドラマが『舞台化』されるのは初めてなので、どんな風になるのか、ドキドキしています。皆さんへの感謝の気持ちをこめて、舞台でもしっかり『田島めぐみ』を演じたいと思います。全国ツアーは、まずは足立区のシアター１０１０から始まります。足立区の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています！」
　佳奈「この作品は、人と人との『絆』や『縁』がテーマ。『家族』や『音楽』も重要な要素です。舞妓役、生で京舞も舞
います！　先日、シアター１０１０周辺で、美味しそうなおだんご屋さんや焼き鳥やさんなどを見つけました。時間を見つけて散策したいと思います。舞台『だんだん』、ご家族や友達との絆を深めるきっかけになると嬉しいな」
　上演期間＝10月１日(木)～５日(月)、料金＝７５００円、(足立区在住・在勤６８００円)。チケットＴＥＬ５２４４・１０１１

写真左＝佳奈
写真右＝茉奈