足立朝日

「青井」のバラは真っ盛り! 5月29日(土) 青和ばら公園 「第3回青井バラまつり」開催

掲載:2010年5月20日号
 つくばエクスプレス青井駅で電車を降り地上に上がると、バラの香が漂い、色とりどりのバラが目に飛び込んでくる。ここはバラのまち「青井」、23区内で唯一のバラ栽培を行っている農家やバラ公園があるまち。そんなバラのまちは5月終わりにかけて、輝きの季節を迎えている。

23区内唯一のバラ農家・青木さん〝悪い品種を出さない〟をモットーにバラ栽培
 青井3丁目でバラ栽培を行っている青木隆さん(37)のバラは、茎が太く色もきれいで長持ちすると、お客さんは勿論、市場や花屋さんも大絶賛するバラとして注目されている。すべて予約で売り切れるほど。
 代々の農家という青木さん、始めたきっかけは大田市場の花の仲卸会社へ勤めていた際に担当し出会ったバラだった。そこで得た知識と、群馬県の農家で学んだノウハウでバラ栽培をスタート。最初は2品種だけだったが、「これならいける」と規模を拡大、自宅に隣接する約1200㎡のビニールハウスに6品種(ユニバース、ホワイトユニバース、モハナ、デメトラ、グランデアモーレ、アプリコットファンデーション)約5000株を育てている。
 「バラに大切なのは温度管理」と話す青木さん、自然が相手なので中々大変だが、2日に1回は市場や花屋さんに顔を出し、意見交換を交わすなどして良い物を提供できるよう努力をしている。
※青木さんの栽培したバラは、竹の塚1‐29‐11菅野ビル1階「アボ・フローラ」(TEL5242・0481)で購入できる。

5月29日(土)第3回青井バラまつり
 「バラのまち青井をつくる会」(久保田博会長)主催の「第3回 青井バラまつり」が午前10時~午後2時、青和ばら公園で今年も行われる。今回はボランティアガイドによるバラのまち青井の案内やバザーを行う(イベント案内参照)。
 同会は、青井駅周辺の町会・自治会などが集まり、地域資源である青和ばら公園を生かしたバラのまちづくりをしている団体で、現在約30人で活動中。毎月青井小学校の校庭や日商岩井綾瀬マンションなどで、剪定や肥やしやりなどを行うことで、地域に植えられていた約100本のバラも現在では9カ所、約200本まで増えた。
 久保田会長は「これからも、数を増やしていき青井のまちをバラでいっぱいにしたい」と話す。
【交通】つくばエクスプレス「青井駅」西口より徒歩2分
【問合せ】TEL080・5179・9122久保田
※イベントは小雨決行。荒天の場合、翌日の5月30日(日)に順延。




写真=上/自分が育てた5品種のバラを両手いっぱいに抱える青木さん=バラのビニールハウスで
中1/100種920株のバラが植えられている青和ばら公園
中2/好評のお茶のサービス=青和バラ公園で
下1/青和ばら公園で人気のバラの1つ「プリンセスミチコ」
下2/青井バラMAP
下3/イベント表