足立朝日

掲載:2010年9月5日号
 今年も待ちに待った祭りの季節が到来! はっぴを着て神輿を担ぎ、町内を練り歩く姿に心は躍る。
 特に今年は、区内各地で例大祭のところが多く、島根の鷲(わし)神社や江北氷川神社などが例大祭を迎える。
 中でも千住地域は千住神社、千住本氷川神社など、20年に1度の千住全域で例大祭に当たり、9月11日(土)、12日(日)には街をあげて盛り上がる。
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掲載:2010年9月5日号
 古くは大師道、鳩ケ谷道、現在は本木新道と呼ばれ、南北にバス通りが走る興野・本木地域。今回はそんな住宅街、町工場が点在する町をのんびりとお散歩に出かけよう。
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掲載:2010年9月5日号
 区では、区内中小企業が大学等(大学、高等専門学校、都立産業技術研究センター等)が持つ知的資源を活用して企業課題の解決、技術力の向上を図る際の費用を助成する制度を新たに開始する。
【技術支援補助金】
補助対象者=区内に主たる事業所を有する中小企業 
補助対象事業=①大学等を通じて技術的な指導、助言または回答を得るもの②大学等へ依頼して行う試験、検査等③大学等が有する機器を利用して行う、製品や材料等の試作、測定、分析等 
補助対象経費=大学等へ支払った費用 
補助金の額=補助対象経費の2分の1(同一年度内の上限5万円)
【研究開発補助金】
補助対象者=創業1年以上の区内に主たる事業所を有する中小企業 
補助対象事業=大学等と実施する共同研究または委託研究 
補助対象経費=契約書に記載される、大学等に支払う契約金 
補助金の額=補助対象経費の2分の1(上限100万円)
★いずれも★
 補助金の額は、区内大学及び区内に進出予定の大学との連携の場合は補助対象経費の3分の2とする。申請方法など、詳しくは区のホームページを見るか、問い合わせを。
【申込み・問合せ】
産業政策課経済活性化係TEL3880・5464

写真=足立の企業は電大との連携を模索している=7月の足立ブランド企業の電大見学で
掲載:2010年9月5日号
あだち団塊ネット「サエラ」が主催する「うたごえ喫茶」が開かれる。今回で7回目。 懐かしの〝フォーク〟などで楽しいひと時を過ごそう!
【日時】9月25日(土)14時半開場、15時開演 
【会場】レストラン・ピガール(足立区役所14階)
【会費】1000円(ワンドリンク、クッキー付)
【定員】150人(事前申し込み先着順) 
※歌唱指導=武田宏子さん(手話歌声)、ギターの伴奏付き、サエラオリジナル歌集(700円)販売 
【申込み・問合せ】TEL080・1116・4881(小林)

写真=大盛り上がりのうたごえ喫茶=今年5月、レストラン・ピガールで
掲載:2010年9月5日号
 10月1日の「国際音楽の日」に合わせ、10月2日(土)、足立区の音楽家や音楽団体、愛好家がプロ、アマ問わず大集合する。9月26日(日)にアリオ西新井イベント広場で行われるプレ・イベントも含めるとその数18団体、約130人。実行委員会では「腕によりをかけた演奏、歌声をぜひ聴きに来て欲しい」と呼びかけている。
【関連イベント】
① 9月6日(月)12時10分~「アトリウムコンサート」、足立区役所1階ロビー 出演=ソプラノ・藤田京子、メゾソプラノ・たぐちたみ、フルート・大橋弘美、錦琵琶・服部櫻絲、山田流箏曲・大出井成裕
② 9月22日(水)午後2時~「エントランスコンサート」西新井文化ホール 出演=葦音
③ 9月23日(木・祝)正午~「ロビーコンサート」興本地域学習センター
【音楽祭イベント】
9月26日(日)「アリオ西新井イベント広場コンサート」午前11時~ 出演=木村流大正琴アンサンブル・琴勝会、午後1時~錦琵琶・服部櫻絲、3時~ハワイアン・アンサンブル&フラ・ゴクラクホアの会
【第6回足立区音楽祭】
10月2日(土)午後1時開場/1時半開演、西新井文化ホール、入場無料司会=堀江慶子
 10月2日イベントの問い合わせは、TEL3880・5986足立教育委員会文化課/TEL3850・7931足立区生涯学習振興公社文化事業課

写真=第5回「足立の音楽祭」の様子=西新井文化ホールで
掲載:2010年9月5日号
 放送大学足立同窓会会長の飯牟礼(いいむれ)一臣さん(75・我孫子市在住)が主宰する「あびこ舞台」が8月8日(日)に地元で、29日(日)には松戸区民会館(千葉県主催、放送大学東京足立同窓会後援)で「声なき氷像」を上演した。
 飯牟礼さんは10歳の時に満州から引き上げてきた経験を元に、早稲田大学在学中に小説を発表。劇団を立ち上げ、自著を舞台化するなど、様々な演目を上演している。
 団員は同窓会元会長の藤江孝さん(85)、渡辺知恵さん(59)、増本達義さん(67)ら同窓会員のほか、小学生から90歳までの50人。全て素人だが、厳しい稽古を重ねて演じられる芝居は心に迫り、観客の涙を誘う。
 その実力から、アマチュア演劇祭で最優秀グランプリと最優秀脚本賞を受賞、平成20年の「星の戯曲賞」でアマチュア劇団全国ベスト3に選ばれた。テレビ番組に依頼されて、エキストラとして出演することもあるという。
 公演はだいたい年4回ほど。上演依頼は1年以上前に連絡する。会場費のみ主催者負担で、出演料等は無料。
【問合せ】 TEL04・7188・1160飯牟礼(いいむれ)

写真=声なき氷像の一場面
掲載:2010年9月5日号
 第16回高校演劇サマーフェスティバルが8月18・19日、シアター1010で開かれた。
 高校演劇関東ブロックの都県代表8校が参加するもので、同劇場では3年目。過去2年は区内代表中学1校が特別出演していたが、今年は有志による「足立区立中学校選抜」を結成。7校から集まった27人が参加した。
 足立区は区立中学37校中14校に演劇部があるが、シアター1010の舞台に立つ機会は皆無に近い。同劇場での最後のサマフェスにあたり、区立中学校教育研究会演劇部会の横山淳子部長(東綾瀬中)が、「いろいろな学校に経験させたい」と選抜を呼び掛けた。
 演目は「夕鶴」を題材にした「泥鶴」(作/辰嶋幸夫)。助けてくれた人間の男に恋した鶴・どろが、柳の妖怪の力で人間になり、婚約者を殺して男を手に入れようとする物語だ。幕が開くなり展開する情念の世界に、客席からは感嘆の声も。
 4月に結成、本格的な稽古は夏休みから。初対面の他校の生徒たちとの共同作業は困難も多かったが、高校生の観客を前に、堂々と演じ切った。
隊長で主役のどろを演じた田中智恵さん(東綾瀬中3年)は「仲良くなるには時間がかかったし、先生たちも違うので緊張したが、このメンバーでやって良かった」と充実感を語る。副隊長の内藤詩織さん(第十四中3年)は「友達同士のごたごたもあって大変だったが、最後はみんな仲良くできてよかった」。同じく副隊長で唯一の男子、野崎将太くん(青井中2年)は、「女子の中で最初は抵抗があったが、いざ練習すると関係なかった」と振り返る。
 柳役の八戸舞実さん(東綾瀬中3年)は「尊敬していた先輩がやった役。プレッシャーもあったがうれしい」。女2人が取り合う男を演じた李ソルギさん(同)は「男役は動作が難しかったが、どろが一緒に稽古してくれた」。軽い気持ちで参加したという恋敵役の菱沼沙希さん(蒲原中2年)は「体調を崩した時、心配してもらった」。
 「中学生とは思えない舞台だった」と賛辞を贈られたメンバーたち。楽屋で全員が達成感に涙をにじませていた。

写真=上演後、満場の拍手を浴びる中学生選抜の出演者たち
掲載:2010年9月5日号
 北千住マルイが8月19日(木)、足立区に環境利用目的の寄付を行った。岩谷善照店長、大森和幸環境・CSR担当課長らが区役所を訪れて近藤区長に目録を手渡し、区長から感謝状が贈られた。
 同店では、レジ袋削減の取り組みとして、2月4日から地下の食品売場で「みんながMY BAG持参キャンペーン」を開始。レジ袋の辞退1件(清算)につき3円を、足立区かNPO法人荒川クリーンエイド・フォーラムに寄付できるというもの。レジ清算後、お客さんが寄付先の箱を選んで、寄付カードを入れるシステムになっている。
 開始から6月までに集まった区への寄付金は、10万3095円(レジ袋辞退数3万4365件)。荒川クリーンエイド・フォーラムには8万5000円。
 スタート時には13%のレジ袋辞退率だったが、今は他店と同様の7%に減少。北千住店は環境のモデル店を目指し、区との連携で1階外の照明をLEDにするなど省エネに積極的に取り組んでおり、岩谷店長は「環境月間などに合わせて、重点的にやりたい」と話す。
 北千住マルイは全国のマルイ全店の中で、売り上げトップ。年間1600万人の利用客のうち半数が足立区民で、荒川、葛飾からの利用客との合計は63%という。
 区では寄付金を区内への植樹、3Rの啓発活動、環境保全のための普及啓発活動などに活用していくとしている。

写真=近藤区長に寄付金を手渡す岩谷店長=区役所区長応接室で
掲載:2010年9月5日号
 足立区とUR都市機構が「子育て支援・高齢者支援に関する確認書」を取り交わし、8月19日(木)、近藤やよい区長、大西誠・UR都市機構東京都心支社長、根岸尚・同東日本支社長の署名をもって、締結された。
 足立区は、相次ぐ大型集合住宅の開発により若年層の転入が増加。それに伴う保育需要が増加する一方、既存の団地では高齢化が進み、高齢者世帯増加などの課題を抱えている。
 賃貸住宅を「住み続けられる支援をする時代」として、都市の福祉拠点に位置づけ活用を図るURと区が連携し、新たな子育て支援策、高齢者支援策を展開する。
 子育て支援のモデル地区は、ハートアイランド新田。大型開発が進む新田1~3丁目では、平成16~22年度の世帯数増加が63%、人口増加が57%で、6327世帯、1万4086人が住む。認証保育所・家庭福祉員など全て定員いっぱいで、4月1日現在の待機児童数は29人(区全体436人)。また、地区内に幼稚園がなく、区外に通園する子どもが205人にのぼる。
 支援策は、周辺幼稚園にバスで送迎する預かり保育の「送迎ステーション」の開設(平成23年4月予定)、UR初の試みとなる「キッズルームアドバイザー」の常駐、保育ママ(家庭福祉員)によるグループ保育のための部屋を4戸貸し出すなど。UR入居者だけでなく、地域の子育てを区とURが協働でサポートする。
 高齢者支援のモデル地区は大谷田一丁目団地。同団地では4月現在、高齢化率25・1%で、高齢者世帯数は420世帯。
 支援策として、団地の空き店舗を利用して相談ステーションを開設。日中は相談サービス員が常駐、夜間は緊急連絡サービスなどで24時間365日対応のサービスを区が始める(12月予定)。また、URが配置する生活支援アドバイザー(平成23年4月以降)が高齢者の相談相手となり、区のサービスと連携を図っていく予定。
 区とURは、今後区全域で更なる連携を検討していくとしている。

写真=確認書を交わした近藤区長と大西東京都心支社長。
根岸東日本支社長は欠席=区役所特別応接室で
掲載:2010年9月5日号
 生物園(保木間2‐17‐1、TEL3884・5577)にこの夏新たに、キッズルームが誕生した。
 入口を入ったすぐ右側にあった展示スペースを、春頃から同園スタッフの瓦井隆さんが1人で改装。地道な大工仕事の末、ようやく完成した。
 靴を脱いで入ると、中は狭いながらも、遊びながら間近で生き物が見られるおとぎのお部屋。壁にはめこまれた万華鏡水槽では熱帯魚の不思議な世界が広がり、丸い水槽の中にはゆったりと金魚が泳ぐ。床にはミニドームが埋め込まれ、カブトムシをじっくりと上から観察することも。
 驚くのは、なんと猫コーナーがあること。3匹の猫が、眠ったり毛づくろいしている姿を、ガラス越しに見ることができる。里親探しの猫を貰い受けたそうで、まだ生後半年ほどの雑種。部屋の中には猫タワーなどが設置されており、「慣れてきたら、いずれは部屋の中で遊ばせたい」と榎本太郎園長。ちょっとした猫カフェのような、癒しの空間になりそうだ。
 入園料(大人300円、子ども150円)のみで、開館時には常時利用できる。

写真=上/「かわいい!」と猫コーナーを覗き込む子どもたち 
下/親子でカブトムシを観察=生物園で