足立朝日

掲載:2019年11月5日号
 岸壁で激しく砕ける波、静謐の中にそびえ立つ寺社、双龍のごとく天へ伸びる松――松尾芭蕉ゆかりの風景が息吹と躍動感をもって目の前に迫ってくる。切り絵とは思えない奥行きのあるダイナミックな構図は圧巻だ。 (さらに…)
掲載:2019年11月5日号
 9月末、北千住駅西口美観商店街(宗像宋次理事長)のアーケードに微細ミストが設置された。これを記念して、10月1日(火)にイトーヨーカドー食品館千住店店頭で記念式典が開催。来年行われる東京オリンピック・パラリンピックに向けて多くの来街者が訪れる際の暑さ対策として設置された。 (さらに…)
掲載:2019年11月5日号
 10月5日(土)、6日(日)の2日間、西新井大師境内で西新井大師地区まちづくり協議会(田口行彦会長)主催の「西新井大師行燈まつり」が開催された。 (さらに…)
掲載:2019年11月5日号
 11月1日(金)、東京商工会議所足立支部新会長に、美濃紙業㈱社長の近藤勝氏が就任した。前会長の高杉浩明足立成和信金会長の後任。
 同氏は東京都出身の67歳。慶大商学部卒業後、父親が創業した美濃紙業㈱に入社、1995年(平成7年)に同社代表取締役社長となり現在に至る。東京商工会議所足立支部では、サービス産業分科会会長、副会長を歴任。現在、関東製紙原料商工組合副理事長。

写真/近藤新会長
掲載:2019年11月5日号
 「秋季バレーボール大会家庭婦人の部」が10月6日(日)、総合スポーツセンターで開催された。 (さらに…)
掲載:2019年11月5日号
 「第72回区民体育大会バスケットボール競技」が、8月25日(日)~9月23日(月・祝)に、男子41チーム、女子8チーム、シニア3チームが参加して開催された。
 以下各部優勝、準優勝チーム。
【男子】▼1部=①ファントム②アゲイン▼2部=①OKSC②Rookies▼3部=①力組②KOHOKU▼4部=①Steve Jobs②Bitter Chocolate▼5部=①SAPEYR②Kairos
【女子】▼1部=①ZERO②Drunker’s▼2部=①CRONY②ボンバーズ
【シニア】①Bevitore②RYU’S


男子1部優勝のファントム


女子1部優勝のZERO
掲載:2019年11月5日号
 足立区ビーチボールバレー連盟主催の会長杯「第51回足立区ビーチボールバレー秋季大会」が、9月15日(日)、総合スポーツセンターで開催され、男子1部、女子1部ともに、かよう美クラブが優勝した。
 結果は次の通り。
【女子】▼1部=①かよう美②バンビーノA③サンディーズ▼2部=①Happiness②スマイル③あすなろRED▼3部=①Blueマーリン②バンビーノB③新星
【男子】▼1部=①かよう美②B・B③無民A▼2
部=①A2②新星大③MUGEN
【混合】▼1部=①P&Pプリンス②Blueマーリン③B・B▼2部=①スマイル②A2③P&Pプリンセス▼マスターズ=①若葉②P&Pプリンシパル③中央本町BGクラブ
掲載:2019年11月5日号
 10月6日(日)、西保木間4丁目にあるスイムスポーツセンターで、「第67回墨東五区大会」が開催された。足立区は、団体戦では、一般女子200mメドレーリレー、小学生女子200mリレー、男子中学生400mリレー、一般女子200mリレーで優勝したのを始め、11種目で優勝した。優勝種目、優勝者、記録は次の通り。 (さらに…)
掲載:2019年11月5日号
 台風15号で甚大な被害を受けた千葉県鋸南町に対し、区内から相次いで義援金が贈られている。
 10月24日(木)には、定野司教育長が同町まで出向き、区内小学校や小・中学校校長会、副校長会、教委、青少年委、区職員らからの273万6121円を子供たちの手紙を添えて白石町長に手渡した。また、30日(水)には、鹿浜昭区議会議長が議員からの50万円を持って出向き、青木悦子同町議会議長に手渡した。
 鋸南町には区の校外施設「鋸南自然の家」があり、区と災害協定を結んでいて、区の職員20人余が支援に派遣されている。
掲載:2019年11月5日号
★①「詐話師 平賀源内」花輪如一著/祥伝社刊/740円+税
 テレビ、ラジオの番組企画・構成を担当するベテラン放送作家・花輪氏。複数の筆名で児童知育書や話題作を上梓しているが、今回は花輪名で初の江戸ものに挑戦。
 主人公は日本史に必ず登場する「平賀源内」。高松藩士としてよりも一介の学者としての人生を歩んだ諸説はあるが、同書に登場する源内が一番しっくりときて「きっとこんな人だったんだ! こんなふうに生きたんだ!」と思わせてくれる筆致が痛快で楽しい。
 文理に長けて多方面で活躍する源内は、幕府老中の田沼意次にも一目置かれているが、同書ではエリートの部分にスポットを当てるのではなく、情に脆く、欲望に忠実な源内の姿が小気味よく描かれている。いわゆる歴史小説ではなく、江戸ミステリーとしてワクワクと読み進めることができる。
 物語では、一人の少女が母親から刺されて死亡するが、源内が引き札、金貸し、ねずみ講をキーワードに事件の核心に迫る。現代も街角に存在する占い師(同書では八掛見)から「命に関わることが起きる」「死んで生き返る」「女でひと騒ぎがある」と予見されるが、読者がイメージする内容とは別の形でそれらが発生・進行する。そのプロセスで、源内の過去の過ちが露見されるが、その責任の取り方が粋で格好良く「これが花輪流か!」と思わず源内と花輪氏を同一視してしまう錯覚まで覚える。
 秋の夜長に心躍らせながら読んで欲しい1冊だ。
★②「二丁目のガンスミス」柊サナカ著/ホビージャパン刊/ソフトカバー・290頁 1200円+税
 足立区在住の作家・柊サナカ氏最新刊の題材は、これまでのカメラ、時計に続き「銃」。ガンスミスとは聞きなれない言葉だが、人の名前ではなく、銃の手入れや修理、調整などを行う職人のことだ。
 物語に登場するのは、地味な黒縁眼鏡の少女と見紛う女性で、ありとあらゆる銃を扱うだけでなく、射撃も凄腕のガンスミス。17歳の京介は立てこもり事件に巻き込まれ、その場にいた美夜の秘密に気付いたことから、小さな絵本専門店「ひまわり堂」で2人の不思議な同居生活が始まった。次々に持ち込まれる銃にまつわる難題の数々。美夜と銃の奥深い世界に惹かれ、京介の穏やかで刺激的な日々が始まる――。
 ガン、ミリタリーの専門誌「月刊アームズマガジン」で連載中。本人曰く「精巧な機械がみっしりしている感じをこよなく愛する作家」が、マニア垂涎の銃をわかりやすく解説しつつ、ひまわり堂のほんわかとした空気感とスリリングなアクションを紡ぐ読み切り5話。火縄銃の仕組みなど興味深い。