足立朝日

掲載:2007年4月5日号

撮影=金井忠二さん(77)=日ノ出町在住

 千住の東のはずれ、千住曙町のこのあたりには、人はめったに行かない。隅田川と荒川を結ぶ運河の入口だ。
 ダイダイ色の船は、今まさに隅田川から運河を抜けて荒川に向うところ。正面が、「伊澤造船(株)」という区内で唯一操業している造船所。100年以上もまちの変遷を見守ってきた。撮影した金井さんは、この珍しい造船所見たさに、日ノ出町から自転車でやって来た。写真は、墨田区側からパチリ。左の橋が昨年できたばかりの千住汐入大橋、その横にそびえるのがあの故尾崎豊(歌手)が住んでいたシテヌーブというマンション。「いやあ、時代の流れを感じますね」と金井さん。
(さらに…)
掲載:2007年3月5日号

撮影=眞崎好江さん・千住旭町在住・主婦

 写真は、2月のある日、都市農業公園近くの荒川河川敷での風景。眞崎さんは、千住から土手沿いを3時間かけて歩いてこの地に到着。そして、出会ったシーンだ。保育園児だろうか、男の子ばかりがサッカーの練習。「並びなさーい」の先生の声に、みんな言うことを聞いて並び、「ボクも早くシュート打ちたいよ」。「とてもほほ笑ましいというか、頼もしい感じがしました」と眞崎さん。
(さらに…)
掲載:2007年2月5日号

撮影=鷲見(すみ)玲子さん(62)=千住河原町在住、主婦

 千住大橋脇の足立市場の入口にあるのが、写真の「千住宿奥の細道プチテラス」。千住循環バス「はるかぜ」の待合所を兼ねたおシャレな作りで、赤い帽子をかぶった女性が触れているのが高さ1・5メートルの白御影石製の芭蕉像。「奥の細道」の旅に出る時の晴れ晴れとした芭蕉の表情が印象的だ。
  このスペースは、千住のまちづくり活動を熱心に行う「千住大賑(にぎわい)会」(岡本行央代表)が中心になって動いて区が造成。
(さらに…)
掲載:2007年1月5日号

撮影=富永優(まさる)さん(58)西新井本町四丁目在住、不動産業

 2007年、平成19年、いのしし年がやって来た。団塊世代のピーク、昭和22年(1947年)生まれの人が還暦、定年になる年で「2007年問題」とか言われているように、世代交代の年でもある。そんな「節目の年」だけに、ここ西新井大師の初詣は、例年以上に賑わいそうだ。
(さらに…)
掲載:2006年12月5日号

撮影=坂巻亨さん(61)・千住緑町三丁目在住、自営業

千住緑町二丁目にあるこの公園は、広さが1万7、700平方メートルもあり、サッカー、ゲートボールが出来るグラウンドとテニスコート、それに弓道場、相撲場などが備わった公園として区民に親しまれている。ちなみに、写真後方に写っているのは、新築されたばかりの第一中。この場所は、災害時の避難場所にもなっており、グラウンドの下に1、500立法メートルの巨大な応急給水槽がある。京成線線路を挟んだ緑町一丁目の広大なニッピ工場跡地は再開発計画が進んでおり、大変貌が予想される。
  (さらに…)
掲載:2006年11月5日号
掲載:2006年10月5日号
掲載:2006年9月5日号
掲載:2006年8月5日号
掲載:2006年7月5日号