足立朝日

掲載:2009年3月5日号
演出家 是枝正彦(これえだ・まさひこ)
吉本人気芸人が日替わりで登場


 80年代にお茶の間を沸かせたテレビ番組「お笑いスター誕生」に、「キモサベ社中」の名で優勝し、一世風靡したコミックバンドを記憶する読者も多いことだろう。リーダーのキモサベポン太は、現在、演出家「是枝正彦」として妙におかしく、ジンワリと心温まり、静かに泣ける作品を世に送り出し続けている。 (さらに…)
掲載:2009年2月5日号
Vol77.カンパニーマリー・シュイナール
人間そのものが舞台で昇華


 「ダンスとはこういうもの」という固定観念を持つ人は、このダンスカンパニーの舞台に度肝を抜かれるに違いない。
 「カンパニー マリー・シュイナール」日本公演。05年・06年以来の熱いラブコールに応えて、モントリオールから再々来日が決定! しかも、日本初演の最新作「オルフェイス&エウリディケ」の上演場所として選ばれたのは、東京ではシアター1010のみという。 (さらに…)
掲載:2009年1月5日号
Vol.77-罠(わな)
続くどんでん返しと驚愕の結末


 どんでん返しに次ぐどんでん返しのスリルとサスペンス! ロベール・トマ作の「罠(わな)」が、演出家・板垣恭一の手による上演台本で一新され、いよいよシアター1010で上演される。美術は朝倉摂。
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掲載:2008年12月5日号
Vol.76-秘密のショートケーキ
ケーキの中に劇場出現


 この12月5日(金)~14日(日)、シアター1010「ミニシアター10」に、直径10㍍のショートケーキが出現する! 題して「秘密のショートケーキ」。 (さらに…)
掲載:2008年10月5日号
「火の鳥」鳳凰編 
-三重野葵・渡部徹-

 手塚治虫生誕80周年を記念して、わらび座が新宿区と共同制作した「火の鳥」が、シアター1010に登場する。
  演出・栗山民也、脚本・齋藤雅文、音楽・甲斐正人、美術・妹尾河童の超豪華スタッフが結集し、あの大作をミュージカルとして甦らせる。 (さらに…)
掲載:2008年9月5日号
Vol.2「滑稽な才女たち」より
セレブ気どり

  笑劇「セレブ気どり(滑稽な才女たちより)」がシアター1010で上演される。
  同劇場が、フランスの代表的な喜劇作家・モリエールの作品を扱うのは、「スガナレル」に続き、これが2作目。
  17世紀フランスのコルネイユ、ラシーヌと共に古典主義の三大作家のひとりとして活躍したモリエールは、笑いの中で金権主義や肩書主義を暗に、かつ痛烈に批判。その劇作は宮廷でも認められ、喜劇への人気を高める機動力となった。
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掲載:2008年7月20日号
 夏目漱石生誕140周年を記念して、坊っちゃん劇場(愛媛県東温市)では、昨年約1年間にわたり、ミュージカル「坊っちゃん!」(脚本・演出/ジェームス三木)を上演。足立区教委は、昨年の「銀河鉄道の夜」に引き続き、同作品を区内学校の芸術鑑賞作品として決定。一般公演を含み、11月10日(土)~29日(木)までの15日間、シアター1010で上演される(主催=フジテレビジョン/わらび座、共催=足立区)。 (さらに…)
掲載:2008年7月5日号
 長年、「星の王子さま」の物語を心に温めてきた劇作家の別役実が、開館5周年を迎えたシアター1010のために、音楽劇「夜と星と風の物語~星の王子さまより~」を書き下ろした。演出は、生粋の舞台人・藤原新平。加えて、舞台美術の巨匠・朝倉摂、「海の上のピアニスト」で熱烈なファンを増やした若手作曲家・ピアニストの稲本響(ひびき)らの夢の作品が、この足立区で花開く。
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掲載:2008年6月20日号
 7月28日(土)~29日(日)、とんでもない舞台がシアター1010で上演される。団塊世代がこよなく愛した70年代を中心に、60~80年代のロック、ソウル、ミュージカルナンバーを、観客も飛び切りのアーティストと一緒に、舞台で歌ってしまおうという大胆な仕掛けだ。題して「GENERATIONS」。その第1回目はこの2月、天王洲アイルの「銀河劇場」で上演され、劇場はライヴ・ハウス並みの熱気に包まれた。 (さらに…)
掲載:2008年6月5日号
 この7月5日(土)、シアター1010に初めて「歌舞伎」が登場する。 
  「歌舞伎」と聞くと、「高尚で高額。敷居の高いもの」「限られた人間が演じる特別な伝統芸能」と考える読者も多いだろう。
  でも、今作品『応挙の幽霊』は、まさに歌舞伎ルネサンス。主催のNPO法人・日本伝統芸能振興会と、舞台創造研究所による歌舞伎の大革新を楽しめる。鶯亭金升の原案を、竹柴源一が脚色。
歌舞伎に女性が挑戦
 まずは舞台の構成が面白い。第一部は歌舞伎の見方『三番叟(さんばそう)のできるまで』。第二部の歌舞伎舞踊『操り三番叟』へ出演する役者の化粧や、着付けの様子を公開するという驚きの企画だ。本来、楽屋は役者にとってその役柄に入魂する聖域であるが、あえて観劇者がその領域に踏み込み、役者の変身ぶりを見ることができる特別仕立てになっている。
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