足立朝日

掲載:2007年12月20日号
動物先進国への道(下)
 年間40万匹前後の犬猫が行政によって悲惨な方法で殺処分される日本。そのほとんどが無責任な飼い主に持ち込まれた又は捨てられたペットだ。そして、その数倍の数が人の目に付かないところで放置され、哀れな最期を遂げる。この日本の「不要ペット現状」が世界の先進国の中では例を見ない社会問題になっている。 (さらに…)
掲載:2007年11月20日号
動物先進国への道(上)
 私が日本の犬たちの目も当てられない悲惨な飼い方と直面したのは25年ほど前、足立区に引っ越したときであった。飼い方の問題だけではなく、捨て犬の数にもビックリ! 日本という国ってどうなっているの?と疑問に思い、色々と調べはじめたところ、目から鱗。先進国だと思った日本国の本当の姿は「動物後進国」だった。 (さらに…)
掲載:2007年10月20日号
不要犬国 日本
 「判決が出ました。被告人、立ちなさい」。
 「被告人が犬に生まれたという理由で、8年間、鎖でつながれっぱなしの刑に処する。その後、不要とみなされ、窒息死による死刑を宣告する!」 (さらに…)
掲載:2007年9月20日号
「保安係」は「不安係」であった
 ある日、玄関の脇に紅白のビニールテープで閉じられた大きな段ボール箱を発見。
  誰だろう……人の家の前にゴミを置いていくなんて?! 箱を片付けようとしたところ、突然、箱の中身が動いた。マサカ!! そう、そのマサカだった。誰かが、生き物を我が家の玄関脇に捨ててしまった! (さらに…)
掲載:2007年8月20日号
猫の犠牲をゼロに
 毎年、行政によって殺処分されているペットの半分以上が猫だ。なぜ?
  都内の各公園にいる「ホームレス猫」が社会問題になっている。なぜ? (さらに…)
掲載:2007年7月20日号
捨て場は動物病院
 「命の尊さ」良く聞く言葉。でもそれは社会上のきれい事にすぎない。現実は恐ろしく違う。残念ながら、日本には命を粗末にする人が大勢いる。保健所に持ち込まれてくるペットの対応に追われている職員の話を聞いて見ると、開いた口がふさがらないようなエピソードが山ほどある。   子ども連れのお父さんが、処分してもらうために飼い犬を持ち込んできた。理由を尋ねてみると、「流行ではなくなったので、子どもが飽きてしまった」と淡々と説明する親。考え直すように説得しようと思った職員も、呆れて返す言葉を失っていた。 (さらに…)
掲載:2007年6月20日号
心の涙
 小泉政権のときから話題になっていた国民の格差が、今では深刻な社会問題にまで発展してきた。年寄りのささやかな希望「安心な老後」までが格差の犠牲になっている。 (さらに…)
掲載:2007年5月20日号
社会貢献の嘘と誠
 「当選した暁に、私は命をはって社会貢献に取り組む所存でございます!」
 あれッ? どこかで聞いた話だね……。そう、政治家の選挙演説に必ず出てくる定番の言い方。とくに今年のような選挙の多い一年では、上記のスローガンを耳にタコができるほど聞かされる。それぞれの党の方針に従って選挙運動を進めているにもかかわらず、バカの一つ覚えのように、みんなが同じことを言う。 (さらに…)
掲載:2007年4月20日号
日本一の犬不法投棄現場
 日本という「美しい国」が捨て犬の多い国だということは誰だって知っている。しかしゴミの不法投棄のように、飼い犬や売れ残り犬の不法投棄現場が日本全国に散らばっていることを知っている人は少ない。私も知らなかった。 (さらに…)
掲載:2007年3月20日号
シーズーの犬三味線
 「えッ!? 犬三味線? そんなバカな……日本の三味線は猫皮に決まっている。」とは一般的な反応。そう、犬皮を使用している三味線もあるということを知らない日本人が多い。安い練習三味線もそうだし、舞台の音響設備の場合、犬皮の方が音の通りが良いと言われている。 (さらに…)