足立朝日

小学校の校庭でラリアット炸裂! いこうフェスタでプロレス観戦

掲載:2010年9月20日号
 小学校の校庭に竹刀を持った覆面の男たちが乱入! 「オレたちが勝ったら、今日からここは埼玉だ!」と小池康之校長を襲撃。それを迎え討つ屈強な男女に、子どもたちの声援が飛んだ。
 伊興小学校で9月12日(日)に開かれた、PTA(黒川浩会長)・フェスタ実行委員会主催の「ファミリーフェスタいこう」の一幕。これまでも様々な企画を実行してきたが、今年はなんと校庭にリングを張ってプロレスを見せるという、異色の目玉となった。
 訪れたのは、元ハッスルのTAJIRIさんらが所属するプロレス・格闘技団体「SMASH」。TAJIRIさんの兄と親しい樋口二郎・第十四中PTA会長からの提案を受けた黒川会長の、「鍛え上げられた肉体と技を、子どもたちに見せたい」との想いで実現した。
 試合前には子どもたちがリングに上がって、プチトレーニングを体験。その後、悪役の「いこうデビル」相手に、TAJIRI、小路晃、KUSHIDA、朱里さんらが迫力のパフォーマンスを繰り広げた。プロレス好きの6年生男子は「かっこいい。将来プロレスラーになりたい」と大喜び。大人たちも熱狂した。
 歌手でSMASH専属リングアナウンサーのSUNAHOさんも、仮面ライダーWの挿入歌を熱唱して盛り上げた。
 この日は、同校児童らのダンスや演奏の披露や、交流のある長野県飯綱町の食材販売もあった。収益は、5年生の飯綱町での農業体験費用に使われる。

写真=子どもたちの目の前で、迫力のプロレス技が次々と=伊興小学校で