撮影=中山充久さん(68)=東和4丁目在住
5月16日(旧暦3月27日)は、江戸時代の俳聖・松尾芭蕉が、「奥の細道」の長い旅に出発した日。「千住といふ所にて船を上がれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて……」と書いた千住は、今の橋戸町。千住大橋の近くだ。
芭蕉が歩き始めた旧日光街道の入口にこの芭蕉像が立っている。足立市場の正
門の脇に、平成16年(2004年)12月、地元の町おこしのメンバーが、区の協力を得て「千住宿奥の細道プチテラス」を造成、この像を建立した。高さ1・5mの白御影石製、かすかにほほ笑みを浮かべた晴れ晴れとした芭蕉の表情が印象的だ。
写真を撮った中山さんは「私は、日光街道、水戸街道を中心にカメラ片手に歩き回っています。この芭蕉像を見るたびに、芭蕉にあやかりたいと思うんですよ。私を激励してくれる像です」と話す。
【交通】京成線「千住大橋駅」下車5分。北千住駅西口から千住循環のコミュニティバス「はるかぜ」号で、「足立市場入口」下車すぐ。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)
5月16日(旧暦3月27日)は、江戸時代の俳聖・松尾芭蕉が、「奥の細道」の長い旅に出発した日。「千住といふ所にて船を上がれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて……」と書いた千住は、今の橋戸町。千住大橋の近くだ。
芭蕉が歩き始めた旧日光街道の入口にこの芭蕉像が立っている。足立市場の正
門の脇に、平成16年(2004年)12月、地元の町おこしのメンバーが、区の協力を得て「千住宿奥の細道プチテラス」を造成、この像を建立した。高さ1・5mの白御影石製、かすかにほほ笑みを浮かべた晴れ晴れとした芭蕉の表情が印象的だ。
写真を撮った中山さんは「私は、日光街道、水戸街道を中心にカメラ片手に歩き回っています。この芭蕉像を見るたびに、芭蕉にあやかりたいと思うんですよ。私を激励してくれる像です」と話す。
【交通】京成線「千住大橋駅」下車5分。北千住駅西口から千住循環のコミュニティバス「はるかぜ」号で、「足立市場入口」下車すぐ。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)