結合双生児の動き美しく
昨年4月に、日本語版が初上演されたブロードウエイ・ミュージカル「サイド・ショウ」。観客の強いリクエストに応え、早くもこの10月、シアター1010で再演を迎える。
昨年度、著名誌「ミュージカル」ベスト10で、3位に輝いた名作だ。
身体が結合した実在の双生児・ヒルトン姉妹の人生を、「ドリーム・ガールズ」を作曲したヘンリー・クリーガーの多彩な楽曲が彩り、ショー・ビジネスに翻弄された2人の葛藤や愛、姉妹を取り巻く人々の思いを舞台に乗せる。驚くのは、姉妹役のヴァイオレット(貴城けい)とデイジー(樹里咲穂)の動き。ぴったりと身体を密着させて自由自在に同方向へ動く息の合った姿は圧巻。元宝塚ジェンヌの実力が存分に発揮され、フリーク・ショウ(見世物小屋)経営者のボス(大澄賢也)、ミュージシャンのバディ(吉田朋弘)、プロモーターのテリー(下村尊則)、姉妹を支えるジェイク(吉原光夫)ら豊かな俳優陣が、魅力を全開する。
「サイド・ショウ」の見所・聴き所について、貴城は「曲の持つ力が凄いです! あとはとにかく、私たちの『結合双生児化』が見所です!」。樹里は「様々な人々の人間模様。2人が結合双生児ということで、ひと味もふた味も違った作品になりました」。初演でのエピソードは、「大量の譜面との闘い。全編楽曲で綴られた作品なので、歌詞をしっかり伝えることなどが大変でした。楽しかったのは、毎日、樹里さんとくっついていたこと」(貴城)、「何をするにも2人でくっついていて、歩く時でさえも2人で息を合わせなければならないので、自由に動き回れるようになるまでが大変でした。今では、大抵のことは2人でできます」(樹里)。
今回、再演に当たり2人の抱負は、「新しいキャスト(吉田、吉原)を迎えての新たなスタート。前回掘り下げ切れなかった部分も含めて、ヴァイオレット、デイジーそれぞれの姉妹の人生を表現したい」(貴城)、「再演とはいえ、『別バージョン』として、新たな気持ちで取り組みます!」。少しもサイド・ショウ(余興)ではない大舞台の「サイド・ショウ」。上演日は、10月1日(土)~10月10日(月祝)。時間はシアター1010ホームページを参照。全席指定11000円。フレンズ10%引。チケットTEL5244・1011。
写真/ヴァイオレット(左/貴城けい)とデイジー(樹里咲穂)
昨年4月に、日本語版が初上演されたブロードウエイ・ミュージカル「サイド・ショウ」。観客の強いリクエストに応え、早くもこの10月、シアター1010で再演を迎える。
昨年度、著名誌「ミュージカル」ベスト10で、3位に輝いた名作だ。
身体が結合した実在の双生児・ヒルトン姉妹の人生を、「ドリーム・ガールズ」を作曲したヘンリー・クリーガーの多彩な楽曲が彩り、ショー・ビジネスに翻弄された2人の葛藤や愛、姉妹を取り巻く人々の思いを舞台に乗せる。驚くのは、姉妹役のヴァイオレット(貴城けい)とデイジー(樹里咲穂)の動き。ぴったりと身体を密着させて自由自在に同方向へ動く息の合った姿は圧巻。元宝塚ジェンヌの実力が存分に発揮され、フリーク・ショウ(見世物小屋)経営者のボス(大澄賢也)、ミュージシャンのバディ(吉田朋弘)、プロモーターのテリー(下村尊則)、姉妹を支えるジェイク(吉原光夫)ら豊かな俳優陣が、魅力を全開する。
「サイド・ショウ」の見所・聴き所について、貴城は「曲の持つ力が凄いです! あとはとにかく、私たちの『結合双生児化』が見所です!」。樹里は「様々な人々の人間模様。2人が結合双生児ということで、ひと味もふた味も違った作品になりました」。初演でのエピソードは、「大量の譜面との闘い。全編楽曲で綴られた作品なので、歌詞をしっかり伝えることなどが大変でした。楽しかったのは、毎日、樹里さんとくっついていたこと」(貴城)、「何をするにも2人でくっついていて、歩く時でさえも2人で息を合わせなければならないので、自由に動き回れるようになるまでが大変でした。今では、大抵のことは2人でできます」(樹里)。
今回、再演に当たり2人の抱負は、「新しいキャスト(吉田、吉原)を迎えての新たなスタート。前回掘り下げ切れなかった部分も含めて、ヴァイオレット、デイジーそれぞれの姉妹の人生を表現したい」(貴城)、「再演とはいえ、『別バージョン』として、新たな気持ちで取り組みます!」。少しもサイド・ショウ(余興)ではない大舞台の「サイド・ショウ」。上演日は、10月1日(土)~10月10日(月祝)。時間はシアター1010ホームページを参照。全席指定11000円。フレンズ10%引。チケットTEL5244・1011。
写真/ヴァイオレット(左/貴城けい)とデイジー(樹里咲穂)