足立朝日

1人でも多くの協力を! オウム真理教対策で署名活動

掲載:2011年10月5日号
 足立入谷オウム真理教(アレフ)対策住民協議会が9月11日・15日・24日の3日間、それぞれ北千住、綾瀬、西新井の駅前で署名活動を行った。
 オウム真理教の主流派「アレフ」が昨年3月、足立区入谷9-27-3の土地(約530㎡)と4階建て建物(述べ床面積1145㎡)を取得。都内最大の施設となり、現在約50人の信者が生活しているとみられている。
 署名活動は、来年1月にオウム真理教(アレフ・ひかりの輪)に対する団体規制法に基づく観察処分の期限を迎えることから、更新を求めるためのもので、7月から各町会・自治会を中心に広く署名を呼びかけてきた。9月28日現在、約7万4000筆集まった。目標は10万筆。
 駅前に立ったメンバー約30人はたすきやのぼりでアピールし、懸命に署名を呼びかけた。齋藤洋一会長は「施設のすぐ側の住民は、朝起きてカーテンを開けると目の前にある。それがどんな気持ちか。他人事ではない」と地域全体としての不安を訴える。
 現状では観察処分を継続するしか対策がないもどかしさに、「我々の心配、不安は国に拭って欲しい。これからも、国に訴えていく」。そのためにも、1人でも多くの署名が必要となる。離れた地域だからと無関心にならず、一人ひとりが自分のこととして考えることが重要だ。
★10月9日(日)に荒川河川敷・虹の広場で行われるあだち区民まつり「A-Festa」でも、署名と募金を呼びかける。

写真/住民協議会メンバーが署名を呼びかけた=綾瀬駅前で