理想の官僚1010に登場
ベストセラー作家・今野敏(こんのびん)の代表作が、演劇プロデューサー・笹部博司の企画・脚本、高橋いさをの演出により、演劇作品としてシアター1010に登場する。原作は、吉川英治文学新人賞受賞の「隠蔽捜査(いんぺいそうさ)」と、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞の「果断・隠蔽捜査2」(共に新潮社刊)。
それら2作品の主人公は、警視庁長官官房総務課長、いわゆるキャリアの竜崎伸也。本気で「国をつくり、国を守る官僚のあるべき姿」を追求する。それゆえに周囲とのギャップや摩擦を生み出し、変人扱いされながらも常に正論で我が道を突っ走る。その竜崎を演じるのは、テレビドラマ「慰留捜査」糸村聡警部補として活躍中の上川隆也だ。「竜崎のような官僚が実在してほしいと切に望むのは、今野さんが生み出した現代のヒーローに対する僕の憧憬。竜崎を演じることは、役者として大きな喜び。作品を読んだあの感動を、そのまま舞台から客席の皆様へ届けたい」と、上川は既に竜崎の心境。
「隠蔽捜査」は、連続殺人犯を追うスピード感・臨場感溢れる展開が見事。竜崎の幼馴染みで、キャリア同期の警視庁刑事部長・伊丹俊太郎を、歌舞伎界の中村扇雀が演じるのも斬新だ。「果断・隠蔽捜査2」では、大森警察署長として再出発する竜崎の、人に迎合しない署長ぶりに胸がすく思い。立て籠もり事件の真相は意外だ。
今回、上川は千住警察署一日署長として、秋の交通安全キャンペーンに登場。「千住警察署と千住の皆さんの関係がとても密接で、良い地域を作っていると感じた」と観察が鋭い。「そのエリアの方々に見守られ、区民に愛されている劇場で上演できることは幸せ」と、初日を心待ちにしている。【上演日】10月19日(水)~30日(日)(24日休演)。詳細「シアター1010」ホームページ参照。【場所】シアター1010【料金】S席8500円、A席6500円。19日(プレビュー公演)S席7000円、A席5000円。共にフレンズ会員10%引。チケットTEL5244・1011。
写真/左から近江谷太朗、上川隆也、中村扇雀、板尾創路
ベストセラー作家・今野敏(こんのびん)の代表作が、演劇プロデューサー・笹部博司の企画・脚本、高橋いさをの演出により、演劇作品としてシアター1010に登場する。原作は、吉川英治文学新人賞受賞の「隠蔽捜査(いんぺいそうさ)」と、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞の「果断・隠蔽捜査2」(共に新潮社刊)。
それら2作品の主人公は、警視庁長官官房総務課長、いわゆるキャリアの竜崎伸也。本気で「国をつくり、国を守る官僚のあるべき姿」を追求する。それゆえに周囲とのギャップや摩擦を生み出し、変人扱いされながらも常に正論で我が道を突っ走る。その竜崎を演じるのは、テレビドラマ「慰留捜査」糸村聡警部補として活躍中の上川隆也だ。「竜崎のような官僚が実在してほしいと切に望むのは、今野さんが生み出した現代のヒーローに対する僕の憧憬。竜崎を演じることは、役者として大きな喜び。作品を読んだあの感動を、そのまま舞台から客席の皆様へ届けたい」と、上川は既に竜崎の心境。
「隠蔽捜査」は、連続殺人犯を追うスピード感・臨場感溢れる展開が見事。竜崎の幼馴染みで、キャリア同期の警視庁刑事部長・伊丹俊太郎を、歌舞伎界の中村扇雀が演じるのも斬新だ。「果断・隠蔽捜査2」では、大森警察署長として再出発する竜崎の、人に迎合しない署長ぶりに胸がすく思い。立て籠もり事件の真相は意外だ。
今回、上川は千住警察署一日署長として、秋の交通安全キャンペーンに登場。「千住警察署と千住の皆さんの関係がとても密接で、良い地域を作っていると感じた」と観察が鋭い。「そのエリアの方々に見守られ、区民に愛されている劇場で上演できることは幸せ」と、初日を心待ちにしている。【上演日】10月19日(水)~30日(日)(24日休演)。詳細「シアター1010」ホームページ参照。【場所】シアター1010【料金】S席8500円、A席6500円。19日(プレビュー公演)S席7000円、A席5000円。共にフレンズ会員10%引。チケットTEL5244・1011。
写真/左から近江谷太朗、上川隆也、中村扇雀、板尾創路