足立朝日

足立ジュニア吹奏楽団 キティちゃんと夢の共演

掲載:2011年11月5日号
 足立ジュニア吹奏楽団(秋葉謙勇=けんゆう=団長)が10月23日(日)、サンリオピューロランドに出演、晴れの舞台を大成功させた。
 秋葉団長が㈱サンリオの辻信太郎社長と懇意なことから実現。小学4~6年の団員47人がメルヘンシアターの舞台で、「マル・マル・モリ・モリ」「Everydayカチューシャ」など、7曲を披露した。
 インスペクターの熊澤萌(めぐみ)さん(北鹿浜小6年・トランペット)は、「今までの演奏で一番良かった。お客さんがいっぱい入ってくれて良かった」と手応えに笑顔。
 楽譜を見ない暗譜での演奏にも初挑戦した。芦川大樹(ひろき)くん(島根小5年・トランペット)は、「ひとり間違えたら恥ずかしいから」と、頑張って覚えた。小笠原華さん(梅島小6年・サックス)は、「お客さんの表情や指揮が見えてよかった」という。大舞台での充実した演奏が、新たなステップへとつながったようだ。「ドレミの歌」では、お客さんに指揮をしてもらうなど、初めてづくし。吉田美穂さん(上沼田小6年・チューバ)からは、「立ってソロで吹くところは、重いし大変だった」という苦労話も。
 一番の目玉は、キティちゃんの定番曲「君の瞳に恋してる」で、堂々と共演を果たしたこと。キティちゃんのリードで、「お客さんが僕たちの曲に合わせて踊ってくれた」(芦川くん)ことが最高の思い出になった。同楽団の魅力は、「違う学校の友達ができること」と安岡恵吾くん(鹿一小5年・サックス)。安岡くんも同じ学校の子はいないが、みんな仲良く、いい演奏を目指して頑張っている。
 「団員を増やしていきたい。いろんな曲にチャレンジして、いろんなところに立たせてもらって、成長していきたい」と熊澤さん。演奏することが好きでたまらない子どもたちの目が、キラキラと輝いていた。
【メモ】生涯学習振興公社の支援で平成2年4月に結成。講師は音大出身の4人。島根小音楽室で毎週水曜夜、土曜午前に各2時間練習。団員随時募集中。連絡先はTEL5813・3731生涯学習振興公社・文化活動支援課

写真/キティちゃんとお客さんも踊った「君の瞳に恋してる」の演奏。(C)2011 SANRIO CO.,LTD