足立朝日

千寿常東小10周年 統合新校として新しい伝統も

掲載:2011年12月5日号
 千寿常東小学校が開校10周年を迎え11月12日(土)、記念式典・祝賀会が行われた。同記念事業協賛会主催(岩城武協賛会会長、山田誠校長、田中章一PTA会長)。約220人が出席し、来賓として近藤やよい区長、歴代校長、校歌を作曲した柳原在住の作曲家・小川類氏らも駆けつけた。
 平成14年、千寿第四小と柳原小が合併して誕生。千四小の校舎を新校として、現在520人が学ぶ。統合前に両校合同の自然教室や教員の交流などを行い、共に学ぶことになる児童が仲良くできるような工夫がされた。
 山田校長は髙橋悦子初代校長の「スタート時からみんな仲良かった」というコメントや、昨年まで在任した髙岡正見2代目校長の取り組みを紹介。「毎年6年生が全校のリーダーとして自ら模範となって活躍する、良い伝統が生まれた」と、地域や保護者の熱いバックアップへの感謝を述べた。
 1週間前に開かれた児童記念式にも出席した岩城武協賛会会長は、子どもたちに同校の3つの特徴を説明。「常東」が常磐線の東側を意味すること、日光東照宮を建てた大工の棟梁・甲良屋敷跡地であること、地域に溶け込む努力をしていることを挙げ、「心の故郷として忘れられない学校だと思う」と語りかけた。
 12日の式典後は金管バンド「ドレミファクラブ」の演奏、けやきの記念植樹式が行われた。

写真/式典でドレミファクラブが演奏を披露した=千寿常東小体育館で