足立朝日

シャッターアート 足立高と潤徳の生徒に感謝状贈呈

掲載:2011年12月5日号
 定休日や営業時間外の店が明るくなったと好評の、シャッターアート。都立足立高校と潤徳女子高校の生徒たちが、毎年夏休みを利用して、シャッターアート事業に協力している。
 今年は、西新井大師地区の商店会の7店舗で、大師にちなんでボタンの花と大師の建造物をモチーフに13枚を描いた。その完成のお礼として11月17日(木)、区役所14階レストランで感謝状授与式が開かれ、足立高校の美術部8人(作業9人)、潤徳女子高校の芸術コース34人(作業36人)が出席した。
 主催の西新井大師商栄会の鈴木利男会長が、「道行く人の目に留まったようで、高い評価をもらった」と生徒たちをねぎらった。区と商栄会から、それぞれ代表の生徒に感謝状が渡された。
 足立高校の小渕奈津乃さん(2年)は、「暑かったり、雨だったり大変だったけど、無事終えられて良かった」。雨で中断し、作業が遅れたこともあったという。
 潤徳女子高校の佐藤明香里(あかり)さん(3年)は、「原画の何倍も大きいので、写していくのが大変だった」。ペンキで同じ色を調合するのも難しかったそうだが、「やった甲斐があった」と笑顔。谷口美穂さん(2年)は、「昨年よりはスムーズにできた」と話した。
 両校ともに、苦労はあったものの、出来栄えには満足している様子。華やかなボタンと大師の絵が、朝の通勤客などの目を楽しませている。

写真上/足立高校の小渕さん(左)と潤徳女子校の佐藤さん=区役所で
下/シャッターを華やかなぼたんの絵が彩る