足立朝日

撮影＝池田公克さん（65）＝一ツ家３丁目在住
　ここ青井兵和通り商店街の朝市は、「ドドーン」「ドドーン」という花火の合図とともに始まる。毎月第４日曜日の午前７時。この音はかなり遠くでも聞こえるので、忘れていた人も「そうか、今日は青井の朝市か。行ってみるか」となる。
　歳末。月日がたつのは早いもので、あっという間に12カ月目に突入。３月に未曾有の東日本大震災があり、経済情勢は冷え切ったままだ。商店街は、シャッターを閉めたままのお店が増え、開いているお店でも「お客が来ない」「売り上げが落ちた」との悲鳴が聞こえる。
　しかし、座していても始まらない。朝市などのイベントの開催は大変だが、「商店街ここにあり」の大きなＰＲになる。歳末セールも真っ盛りだ。11月27日（日）から、10％のプレミア（おまけ）付き区内共通商品券の発売も始まった。　
　青井の朝市には、36年の歴史がある。そして、第２土曜日午後４時から行われる「まんぞく市｣は10年目に入った。12月は、今年最後のまんぞく市が10日（土）、朝市は25日（日）。出かけてみるか。
【交通】東京メトロ綾瀬駅東口から、はるかぜ号「西新井駅」行きか、つくばエクスプレスで「青井駅」下車すぐ。
（選者・学芸員 小林基治＝日本写真会同人）