足立朝日

旧第十六中跡地に東京電機大学 創業支援施設「かけはし」開設

掲載:2012年1月5日号
12月9日(金)、東京電機大学(加藤康太郎理事長)は足立区と連携して、北千住駅東口の第十六中跡地に東京電機大学創業支援施設「かけはし」を開設した。
「かがやき」「はばたき」に続く足立区での3つめの創業支援施設で、廃校となった十六中をそのままの形で再利用し「東京電機大学千住アネックス」として生れ変わり誕生した。
開所式では、同大学の加藤理事長が「この施設が地域経済発展の源になることを願っています」と挨拶。近藤区長からは「ハード面だけでなく、経営の手伝いをしてくれるインキュベーションマネージャーを配置するなどソフト面も兼ね備えた施設として期待しています」と話した。
施設は、4階部分が創業支援施設になっている。独立型のインキュベーションオフィス(31・5㎡、4万200円/月)が14室、パーテーションで区切られた学生起業家向けのシェアードオフィス(4㎡、1万円/月)が12ブース。入居者と大学の研究者が日々交流する拠点となるように、経営相談などをしてくれる専門家(インキュベーションマネージャー)が週3日常駐する。また、1~3階は大学施設が入るほか、足立区の防災倉庫などが入っている。
 現在、インキュベーションオフィスに6社、シェアードオフィスに2社が入居しており、2月に入居者を再度募集する予定。

写真/関係者によるテープカット=東京電機大学千住アネックスで