足立朝日

平成32年度末完成目指す 竹ノ塚駅付近高架化へ

掲載:2012年1月5日号
 約7年前に起きた竹ノ塚駅の踏み切り事故をきっかけに「一刻も早く、開かずの踏み切りを立体化へ」と地域住民から叫ばれ続けてきた高架化事業が、いよいよ着工へ向けて本格的に動き出す。
 12月20日(火)、近藤区長は東京都庁を訪れ「東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業、足立区画街路第14号線(西口駅前広場および道路)事業」の都市計画事業について、東京都より事業認可書を受け取った。これにより、今後は用地の買収とともに平成24年度の工事着工へ準備を進め、平成32年度末まで(西口駅前広場および道路は平成26年度末まで)の完成を目指す。
 都内では区による初めての鉄道立体化施工の事業としても注目されている。認可書授与式で近藤区長は「これだけ大規模な鉄道高架化事業が、約7年で事業認可取得できたのは異例の早さとのこと。これも地域住民を始め関係者の皆さんの努力の結果だと確信している」と話した。

この竹ノ塚駅の踏切が約8年後に立体化される=昨年3月撮影