足立朝日

六月中駅伝女子 初出場の都大会で優勝

掲載:2012年1月5日号
 六月中学校(池田敦彦校長)陸上部の女子が昨年11月20日(日)、武蔵野の森公園で開かれた第26回東京都中学校駅伝競走大会(都中学校体育連盟、竜東京陸上競技協会主催)に初出場し、初優勝の快挙を遂げた。
 佐藤博信顧問が就任8年目にして、「長距離の選手がそろった」ことからチームを結成、練習を重ねてきた。中には短距離選手ながら記録が良く、メンバーに入った生徒もいる。
 レギュラーは走順に、宇田川侑希さん(2年)、村上希さん(1年)、吉田実希さん(2年)、五十嵐恋さん(2年)、石井星麗菜さん(3年)。心を一つに5区を闘い、125チームの頂点に輝いた。
 この成績を受けて、上位4チーム資格の第20回関東中学校駅伝競走大会(12月4日/横浜八景島)、1位チーム資格の第19回全国中学校駅伝大会(12月18日/山口県)にも出場を果たした。都チーム勢に比べて近県や地方のレベルが高く、残念ながら両大会では好成績は残せなかった。
 都大会を振り返って、五十嵐さんは「ラスト2㎞が一番苦しかった。5区に渡さなきゃという気持ちで頑張った」。3位でそのたすきを受け取った最終走者の石井さんは、「優勝できるか不安だったけど、2人抜けて良かった」と、健闘を喜ぶ。
 全国大会は「レベルが高くてあまりいい結果ではなかったけど、ちゃんと頑張れたので良かった」と宇田川さん。村上さんは「始めての全国で、いい経験になった」。短距離選手の吉田さんは「来年に向けて、全国でトップ争いできる選手になりたい」と意気込む。
 補欠メンバー3人は、全国大会のオープンレースに出場。髙橋彩花さん(2年)は「一つ一つの練習を乗り越えられたのが良かった」、荒木日菜さん(1年)は「みんなで一緒に練習していると、私も頑張らなきゃと思う」、稲葉友香さん(1年)は「もっと練習をしっかりやって、足が速くなるようにしたい」と、チーム力への意欲を語った。

写真/優勝旗を手に六月中駅伝女子メンバーと佐藤顧問=武蔵野の森公園で