足立朝日

　日暮里・舎人ライナーが開通して約４年。沿線の街は、マンションや大型スーパーが次々と建設され、多くの人々が行き来するようになった。そこで、今回は日暮里・舎人ライナーの「扇大橋駅」がある扇地域のオススメのお店や公園を紹介しよう。

Ａ秋にはきれいなイチョウが咲く公園
　「扇大橋駅」そばの焼肉店「牛角」の裏側に、秋、黄金色のきれいなイチョウが見られる「扇いちょう公園」（扇１‐22）がある。
　同公園には、イチョウ４本のほか、これから春になるとハクモクレンやオオシマザクラが楽しめる。１１５８㎡の園内には、噴水（現在、節電のため停止中）や扇一丁目まちづくり記念碑、「芽生え」というタイトルの彫刻がある。この彫刻は、平成３年（１９９１）に設置された山脇正邦さんの作品で「萬物すべてがすくすくとのびそだつ様に」という思いが込められている。
【問合せ】TEL３８５５・６５２１西部公園管理事務所
Ｂ創業64年「大江戸きんつば」
数々の賞を受賞し、様々なテレビにも紹介されているのが、きんつばを中心に、どら焼きや人形焼きなどを製造、販売する「大江戸」（扇２‐８‐５、TEL３８５６・１６５１）だ。同店のきんつばは、東京土産として多くの人々に親しまれている。
　北海道産の小豆（あずき）を餡にして、全面手焼きの手作りきんつばは７種類。小豆（１個１６０円）のほか、栗（同２００円）や季節限定の桜など。特に栗は、実がいっぱいと好評だ。新製品として「ポテどら」（１個１５０円）も販売。サツマイモの餡を、お餅のようなモッチリ生地で包んだ半月どら焼きを、ぜひ一度ご賞味あれ。同店の商品は国立劇場や明治座等でも販売。インターネットでも注文できる。HP
【営業時間】午前９時半～午後６時、年中無休
【交通】日暮里・舎人ライナー「扇大橋駅」から徒歩４分、駐車場あり
Ｃ「挑戦し続ける」バスケットボールチーム
　この地域には、扇小学校体育館（扇２‐30‐１）を練習場にする小学生中心のバスケットボールチーム「扇ＭＡＸ」がいる。秋の「朝日新聞杯」では、毎回男女とも優勝争にからむ強豪だ。
瀬口広子さんが代表を務める同チームは、今年で創部13年。現在、幼稚園から小学６年生まで、地元の扇小や江北小、興本扇学園のほか入谷や舎人地域などから35人の子どもたちが所属している。
　瀬口さんは「勝っても負けても、チームや個人の定めた目標に向かって頑張る過程が大事。それが、子どもたちにとって大きな成長へつながる」と話す。また、チームは子どもたちを見守るため大人同士の和も大事にしていて、子どもに何かあれば相談・協力し合える繋がりがしっかりと結ばれている。練習は、月・金・土・日。入部希望の方は瀬口代表までご連絡を。
【問合せ】TEL０９０・８６４６・１０１５瀬口
Ｄ幸せのお手伝いいたします
　扇３丁目にある結婚相談所「ブライダル翼」（TEL３８９６・２８７４）は、この道10年のアドバイザー田村幸代さんが代表を務めるアットホームな結婚相談所だ。
　田村さんの元へ相談に来る人は、田村さんの協力で結婚した人たちからの紹介が多い。その秘密は、田村さんの人柄の良さと、相談者と話し合いながら親身になって対応してくれる姿勢にある。若い人にはお母さんのように、中高年の人には友人のように接してくれる田村さんの元には「今年の冬に赤ちゃんが産まれました」など嬉しい便りが届く。一人でも多くの人に幸せになってもらいたいと活躍する田村さんは「お相手選び、お見合い時のマナー、交際中の相談まで、きめ細かくサポートします。ぜひ一度ご相談ください」と話す。
Ｅそば・うどんは日本の伝統食なり
　お品書きに「そば・うどんは日本の伝統食」と力強く書いてある「満留賀」（扇３‐25‐12、TEL３８９０・２８８６）は、リーズナブルでボリューム満点と人気のお店だ。
同店は、阿川潔店主（71）が昭和43年（１９６８）にオープンしたお店で、13年前にきれいにリニューアルした。そば粉は地粉、北海道幌加内産、卵・鶏肉・豚肉は産地直送、お米は新潟コシヒカリ、納豆は国内産大豆、国産鴨肉、海老は車海老を使用するなど食材にこだわる。また、手造り自家製麺で化学調味料は一切使っていない。オススメは天丼セット＝もりまたはかけ付き（１０５０円）やカレーセット＝同（８９０円）などのセットメニュー。ほど良い辛さのカレー南蛮も人気が高い。
【営業時間】午前11時半～午後３時、５時～８時、日曜・第４月定休
【交通】日暮里舎人ライナー「江北駅」から徒歩３分

写真Ａ／園内入口に置かれた彫刻
Ｂ／左から抹茶きんつば、栗きんつば、大江戸きんつば
Ｃ／本番を意識して真剣な表情で試合する男子チームと女子チーム＝扇小体育館で
Ｄ／「年中無休で相談受付ています」と田村さん（似顔絵）
Ｅ／天丼セット（もりそば）。この量で１０５０円はお得