足立朝日

東京電機大学 千住キャンパスが定礎式・竣工式

掲載:2012年2月5日号
 北千住駅東口の千住旭町5番地に2年前から建設していた東京電機大学(古田勝久学長)の東京千住キャンパスが完成し、1月11日(水)、大学、工事関係者、地元の町会役員など約200人が参加して定礎式・竣工式が行われた。
 これにより、北千住駅東口駅前の一等地約2万6200平方㍍に、塀のない大学キャンパスが誕生。3月までに現在の神田のキャンパスから大挙移転、4月からは学生、教職員約5500人が学び、働くこととなり、街全体が大きく様変わりしそうだ。
 式典で、同大の加藤康太郎理事長は「足立区を始め、地元の皆さんのご協力で、駅前の絶好の土地に、かくも立派な学舎が完成し、胸がいっぱいだ。今年で創立105年を迎える本学にとってこの最新式の未来型キャンパスは、新たな100年に向けたグランドデザイン実現への最大の事業で、新たな歴史の始まりだ」と挨拶。
 近藤やよい区長は「この電大誘致により足立区の発展に舵を切れたことを喜んでいる。そして、地域に開かれた大学という理念に基づく設計により、ため息が出るような景観が生まれた。学生の皆さんに〝第二のふるさと〟として過ごしてもらえるようなまちづくりを進めたい」と祝辞を述べた。
 最後に地域を代表して、「北千住駅東口周辺地区まちづくり連絡会」の岩城武会長が「8年前に出来た連絡会は〝いい街を作りたい〟という思いで電大誘致に賛同し、色々注文を出してきたが、景観、植栽など理想の形が出来たことは賞賛に値する。文字通り〝足立の文教地区〟 となった。快挙であり、地域の誇りだ。街では5、6月に歓迎イベントを計画しているが、大学の発展=地域の発展となるよう新しいまちづくりに全力をあげたい」と歓迎の挨拶でしめくくった。

写真上/左から古田学長、加藤理事長、槙文彦槙総合計画事務所社長=東京電機大学千住キャンパスで
下/地元を代表して挨拶する「まちづくり連絡会」の岩城会長=同