足立朝日

　12月５日号で紹介した南極観測隊員の山田ジョー武さん（花畑在住）から、南極の報告が届いた。
　11月25日に飛行機で日本を発った一行は、オーストラリアのパースに滞在後、同30日に南極観測船しらせに乗船。１カ月の船旅を経て南極に到着した。
　途中、暴風圏でもまれる苦労もあったが、船上では恒例の観測隊・海上自衛隊部門別の出し物イベントが開かれ、山田さん所属の建築土木はポリネシアンダンスショーを披露。山田さんはＤＪ・演出を担当したそうだ。
　今年のしらせは厚い氷に阻まれて接岸を断念。隊員たちは年末に自衛隊のヘリで昭和基地に移送された。現在、山田さんは自然エネルギー棟の工事を行っているが、しらせが接岸できず必要物資が未着のため、作業は予定の半分になるとのこと。
　休みは10日に１回だが、「毎日、すばらしい景色と仲間で日々過ごしています」。帰国は３月下旬予定。

写真上／暴風圏を超えると氷の世界。ペンギン２羽が興味津々で近づく＝山田さん提供
下／作業現場の昭和基地で＝同上