足立朝日

4月7日(土)・8日(日)花めぐりバス バスに乗って区内を花めぐり観光

掲載:2012年4月5日号
 今年も足立区観光交流協会が、「あだち花季行 花めぐりバス」を走らせる。昨年は東日本大震災の影響で中止になった同イベント。今回も花めぐり手形(缶バッチ)を使えばパンフレットに掲載されている24店で様々なサービスが受けられる。今回は、その中から3店を紹介。

◆昼は花めぐり、夜は花火で楽しもう

今回で4回目の運行となる花めぐりバス。毎回、大勢の参加者がバスに乗って区内の桜の名所をまわる。今回は、4月7日(土)、8日(日)の2日間に行われ、舎人公園の「春の花火と千本桜」との同時開催となっている。舎人公園のイベントでは、7日の午後7時~春の花火が約3000発打ち上げられるほか、同日6時~は足立区制80周年記念スタート宣言が行われる。園内も様々なブースが出店して賑わう。
【花めぐりバスについて】
 乗車には「花めぐり手形(缶バッチ)」が必要で、料金は300円。2日間有効で当日バス停で購入できる。運行時間は午前9時~午後4時まで。
 西コースは主に都市農業公園、西新井大師、舎人公園など。中央コースは竹ノ塚駅、花畑公園、元渕江公園など。東コースは佐野いこいの森、郷土博物館、しょうぶ沼公園などを走る(詳細は地図参照)。
【問合せ】TEL3880・0039お問い合わせコールあだち

A優しいご夫婦が営む和菓子屋さん
西コースの「舎人緑道公園」停留所から徒歩約5分の場所にあるのが「和菓子 美奈川菓子司」(入谷3‐9‐15、TEL3853・5230)。
 同店は、この道約60年の皆川幸生店主(73)と、奥さんの美代子さん夫婦が営むお店だ。店内に入ると、ガラスケースに並んだみたらし団子(70円)やかりんとう饅頭(80円)などがズラリと並んでいる。全て皆川店主の手作りだ。
 「最近は、お弁当にお赤飯(小500円、大700円)の注文が多くて、住区センターなどへ配達にも出かけているんですよ。大変好評の赤飯も、ぜひ食べてみてください」と皆川店主。
★「花めぐり手形呈示」で500円以上お買い上げの方に季節の和菓子一つプレゼント
【営業時間】午前7時~午後8時、日曜定休※3月、4月は無休

B茨城産のお米や野菜の直売店
 中央コースの「花畑公園」停留所から徒歩約1分の場所にあるのが「農家直売のお米屋さん やまざき」(花畑4‐39‐11、TEL3883・6112)。
 茨城在住の山崎慶喜(よしのぶ)店主(40)が、約5年前にオープンした区内2号店だ。本店は関原3丁目で現在も営業中。茨城の農家で採れた新鮮な野菜やお米を求めて、遠くから車に乗って来るお客さんも多い。今は、特に「玄米15キロお持ち帰りで消費税サービス4300円」が売りだという。
 また、コシヒカリで作る手作りおむすびやおいなり(220円)もボリュームがあって大人気。早い時にはお昼過ぎにはなくなってしまうのでご注意を。
★「花めぐり手形呈示」で山菜おこわ・お赤飯30円引き
【営業時間】午前10時~午後7時、日・祝定休

C宴会などの大人数もOKな割烹料理店
東コースの「六木中央公園」停留所から徒歩約2分の場所にあるのが「割烹・寿し 奈可川」(六木4‐3‐11、TEL3606・2336)。
 地元で生まれ育った矢沢茂(53)店主が、亡くなった父・利次さんの跡を継いで頑張っている。松戸市場で仕入れた、新鮮な食材を使ったお寿司や煮物はどれも絶品。敷居の高そうな店構えとは裏腹に、「家庭的で良心的なお店」とお客さんからは好評だ。1階にはカラオケ完備の40人の宴会場、2階には70人まで入れる宴会場があり、法事などに利用する人が多い。
 花めぐりバスの運行日には「特製お花見弁当」を食べられるので、ぜひご賞味あれ。
★「花めぐり手形呈示」でお花見弁当750円を1割引
【営業時間】午後5時~10時(花めぐりバス運行日限定で午前11時~午後2時のランチ営業)、木曜定休

写真上/舎人緑道の桜道を走る花めぐりバス=2010年撮影
A/右上から時計回りでうぐいす餅、桜もち、煉りきりの桜
B/右から新商品の生姜昆布、サケおにぎり、おいなり
C/特製お花見弁当(750円)