足立朝日

長野県からしだれ桜さし木が寄贈される 一茶まつり50周年記念祝賀会

掲載:2012年4月5日号
 六月3丁目・炎天寺で毎秋開かれている一茶まつりの50周年を祝う会が3月25日(日)、浅草ビューホテルで開かれた。
 約220人が参加。会では、長野県信濃町にある一茶記念館を通して、長野県から県の天然記念物の「原のしだれ桜」のさし木が炎天寺に寄贈されることになり、その目録が贈られた。
 来賓として駆けつけた近藤やよい区長は「一茶まつりの俳句大会は、足立区の宝。区としても、一茶が足立区に足跡を残していたことをもっとPRしていきたい」と挨拶。また、前NHK俳句の選者で小熊座俳句会を主宰する高野ムツオ氏(64)は「この大会は、他の子ども俳句大会と違い、無償の人たちの力で成り立っている手作りの大会だ。60年、70年と続けてほしい」と激励。
それに応えて吉野秀彦住職(52)は「子どもをほめて、ほめて、ほめ抜く俳句大会があってもいい。今後、さらに工夫をしながら、続けていきたい」と話した。

写真/一茶記念館の高橋徹氏(左)から、しだれ桜さし木の目録を受ける吉野住職=浅草ビューホテルで