足立朝日

天空寄席スペシャル 「漫才新人大賞予選会」6組が決まる

掲載:2012年4月5日号
 足立区が推進する「エンターテインメントチャレンジャー支援事業」の一環で、東京芸術センターの天空劇場で毎月開催されている「天空寄席」。8回目の3月26日は、そのスペシャル版として「漫才新人大賞」の漫才協会内予選会が行われた。
 満席の観客を前に、自己紹介も忘れるほど緊張した足立区在住の姉妹漫才コンビ「ニックス」による噛み噛み・大受けの司会で、まず登場したのは、近藤やよい区長。思いがけないサプライズゲストの登場に、観客は大喜び!
 持ち時間5分の漫才は、体力勝負、奇術使用、夫婦愛、相方が女装など趣向を凝らした内容で着々と進み、いよいよ審査へ。今回は観客の1票も投じられ、審査に加えられた。
 その間、舞台に登場したのは、平成23年度漫才新人大賞受賞の「コンパス」と、スペシャルゲストの「おぼん・こぼん」。勢いある若手と、芸歴40年のベテランコンビが醸し出す話芸に、会場は笑いの渦に包まれた。
 審査員は、バラエティ界の巨匠で笑いと健康学会会長の澤田隆治氏、「笑点」構成作家の佐藤かんじ氏、漫才協会常任理事の青空好児氏、同理事のチャンス青木氏、大瀬うたじ氏。厳正なる審査の結果、選ばれたコンビは「カントリーズ」「世界少年」「流離!チョコレート球団」「母心」「おしどり」「けいいちけいじ」。各審査員による愛ある厳しい講評も。
 この6組と、4月8日(日)に日暮里サニーホールで行われるオープン参加予選の通過コンビが6月19日(火)国立演芸場で行われる本選に進出する。人情味溢れる足立区と荒川区の舞台を拠点に、飛び立つ王者は誰か!? 
 次回定例の「天空寄席」は、4月23日(月)午後6時開演。入場無料。先着順。

写真/喜びの通過6組(後列左右は司会のニックス)前後左から「母心」「けいいちけいじ」「流離!チョコレート球団」「カントリーズ」「おしどり」「世界少年」