足立朝日

本木小と本木東小  統合校として新スタート

掲載:2012年5月5日号
 4月から本木小学校と本木東小学校が統合され、新たな本木小学校としてスタートした。
 本木東小は昭和29年に本木小の分校として開校し、同32年に独立。近年の本木地域の児童数減少により、歴史的にゆかりが深く近い距離にある2校の統合となった。
 新入生入学前の4月6日(金)、統合式が同校体育館で開かれ、2~6年生の児童366人、教員、地域関係者らが出席した。
 平山仁美校長は、「もとき」を頭文字にした3つのスローガン、「目標にチャレンジする子」「友だちも自分も大切にする子」「気持ちの良い挨拶をする子」を目指したいと挨拶。桐山貞久統合地域協議会会長は「みんなが仲良く楽しくしてくれることが、地域の願い」と子どもたちにエールを送った。
 校旗が青木光夫教育長から平山校長を経て、児童代表の辻村茉緒(まお)さん、菱沼勇真くんに渡された。2人は「地域の人に支えてもらって、素晴らしい学校を作っていくことを誓います」と元気に宣言。
 校章をデザインした児童の山川葵緒(あお)さん、川口悠斗くん、鈴木雄太くんには感謝状が贈られた。校章は本木小のシンボルツリー・桐と、本木東小の東から昇る太陽をデザインしたもの。
 校歌は東京藝術大学の檜山哲彦教授が作詞、西岡龍彦教授が作曲。両教授が実際に本木地域を歩き、協議会の人たちと話をして完成させたもので、リズミカルな明るい曲に、本木から足立、日本、世界へと羽ばたいて欲しいとの願いが込められている。それに応えるように、式典の最後には児童全員の元気な校歌の歌声が響き渡った。
 本木小の建て直しが終わるまでの2年間、旧本木東小の校舎で子どもたちは学ぶ。

写真/校旗を受け取る辻村さん(右)と菱沼くん=本木小体育館で