足立朝日

44.「宮城氷川神社」

掲載:2012年6月5日号
宮城1‐38‐6

 今回は、江北橋のそばにある「宮城氷川神社」をご紹介。同社は宮城公園と隣接しているため、天気の良い日などは地域の親子連れが訪れる憩いの場にもなっている。管理は、江北氷川神社の八木冨美子宮司が兼務。
 祭神は素戔雄尊(スサノオノミコト)。三峰神社、浅間神社、稲荷神社、水神宮の4つの末社がある。例祭日は9月15日。もとは、荒川河川敷内にあったが、大正3年(1914)の荒川放水路工事により現在地に移転。その後、戦災により焼失したが、昭和25年(1950)に再建された。
 境内には、区の保存樹に指定されているイチョウや、宮城地域を開発したといわれる戦国武将の宮城氏が、この地に館(やかた)を構えていたことを伝える碑などがある。また、祭礼の際に担がれる宮神輿は戦後間もなく製作された立派なもので、大勢の担ぎ手によって宮城地域を渡御する。
【問合せ】TEL3897・6483江北氷川神社
【交通】「北千住駅」からはるかぜ「小台・宮城循環」で「宮城二丁目」下車徒歩約3分、もしくは都営バス「王子駅前」行きで「宮城土手上」下車徒歩約1分

写真上/入口の大きな鳥居が参拝客を出迎える
下/宮城氏居館跡の碑