足立朝日

第十四中学校2年生 足立朝日で記者体験

掲載:2012年10月5日号
 第十四中学校2学年の山下理子さん、加藤優くん、真下良樹くんが9月5日、職場体験の一環として足立朝日新聞で記者体験をした。
 最初の取材は、日本脚本アーカイブズ特別委員会委員長の香取俊介氏(11月号「人」掲載予定)。足立区との協働で脚本収集・データ保存ほか文化事業を展開してきたが、同準備室は今年の3月31日に発展的に終了。その7年間にわたる活動について、豆記者が取材した。
 テレビはその時代のあらゆるものに影響を与えてきたが、当時は録画技術がなく、内容を残す唯一の手段は脚本・台本。豆記者は、過去の人々が積み重ねてきた文化を保存することは、新しいものを産み出すこと同様に大切であることを学んだ。「ガリ版」の話題もあり、平成生まれの豆記者にとっては想像することさえ不可能だったが、それがやがてコピー機や印刷機に変化したくだりで、香取氏の話に共感した。
 続いて、近藤やよい足立区長を取材。ガチガチに緊張した3人は、区長の気さくな人柄に触れて一安心。豆記者は、落書き・歩きタバコ・ゴミ箱・街灯に関する質問を通じて、「美しいまち」は「安全なまち」をスローガンに足立区全体で取り組むビューティフル・ウインドウズ運動の主旨・具体例を理解した。中でも、自転車盗難防止に対して、駐輪場内の無施錠自転車に職員が鍵をかける「愛錠ロック」や「2時間無料駐輪」など、新しい施策についても学んだ。
 現状の土曜授業に対し、「学力向上が目的ならば、週一ではあまり意味がない」「来て良かったと思える内容を」など豆記者からの意見・要望に、区長は熱心に耳を傾けた。生徒の様子を見学に来た同校の飯田源太郎教諭に、区長は10月13日(土)実施の「足立の花火」のポスター貼り出しを依頼。足立区PRに奔走する区長の姿が浮き彫りにされた。

写真/左から飯田教諭、真下記者、近藤区長、山下記者、加藤記者