足立朝日

渕江中 男子バレー部 全国ベスト16

掲載:2012年10月5日号
 渕江中学校(惣田修一校長)男子バレーボール部が、8月20日~23日に国立代々木第一体育館他で開かれた第42回全日本中学校バレーボール選手権大会〈主催=(公財)日本中学校体育連盟・ (公財)日本バレーボール協会・東京都教育委員会〉で、全国ベスト16の好成績を収めた。
 都内出場4校の中で、公立は同校のみ。2年前の全国大会では、初の決勝進出を果たしたが初戦敗退。今回は1回戦を勝利し、一歩前進した。
 選手は全員3年生。1学年上の先輩が不在で、部員数も足りずに人を集めるなど苦労した代という。日笠智之監督(顧問)の指導は厳しく、炭酸飲料とお菓子も禁止。初心者ばかりだったが、全員が大きく成長した。
 主将の本多一大(かずひろ)くん(3年)は、「最初はすごく弱くて何もできなかった。先輩たちの全国を見て、ああなりたくて。周りのおかげでどんどん出来るようになった」。
 卒業した先輩たちが、試合前に毎日のようにアドバイスに訪れた。日笠監督も「3年間、死ぬほど努力した」と頑張りを評価。関東大会で敗れて一度は引退となり、開催地枠で復活した悔しさも、全国奮闘の力となった。
 3年生18人全員が、進学後もバレーボールを続けるという。彼らの頑張りは、後輩たちに受け継がれていく。

写真/全国ベスト16に勝ち進んだ選手たち