足立朝日

　区内では珍しい「子育て」のＮＰＯ「子育てパレット」（三浦りさ代表理事）が、関原、梅島地区などで「子育てサロン」を開くなど「ママの居場所＆子育て駆け込み寺づくり」で大活躍している。11月22日（木）には、綾瀬にある東京マリアージュで虐待防止の大規模イベント「オレンジリボンオーナメントをつくろう！＆ママフェスタ」（入場無料）を開催する予定で、張り切っている。
　同ＮＰＯは、梅島３丁目で子育てサロンの「Noahグレースサロン＆スクール」を開いていた三浦さんが、若いママたちの悩みや希望の多さを知り、「大きな組織にして、全区的に活動を広げよう」と仲間に呼びかけ、昨年８月に11人で設立された。
　拠点になる場所を探していたところ、アリオ西新井の南側に展開する関三通り商店街（竹村欣也理事長）から「商店街活性化のために協力してほしい」という話があった。具体的には、商店街内にある「関三いこいの広場」で、この７月から毎週月、木曜日の午前10時半～午後３時に絵本カフェ（絵本の読み聞かせ）、フォトスクラッピングなどの親子子育てワークやネイル・セルフエステなど美ママメニューが体験できる（有料）「子育てにやさしいコミュニティサロン」がスタート。
　中心メンバーは、三浦さん、佐藤佳代さん、遠藤光恵さん、飯田今日子さん、大高映子さんの５人。
　この場所には、元々、商店街で若いママさんたちにお買い物をしてもらおうと、おむつ替えスペースなどがあり、サロン開催の時間中は、スタッフが交代で子どもの預かりをして、喜ばれている。
　定員は、約20人。０歳から３歳くらいまでの子どもとママが対象で、口コミで良さが伝わり、毎回超満員の盛況ぶり。それぞれのメニューに専門の講師を呼んでいるのが人気の秘密のようだ。絵本カフェでは、三浦さんが絵本の読み聞かせを始めると、子どもたちが真剣な表情で絵本に集中、その後ママたちもわが子に読み聞かせをしてみんな満足気。
　同ＮＰＯでは、スタッフやママさんたちが動き回って、同商店街のホームページづくりやマップ作りも行うなど、抜群の行動力を発揮している。
【メモ】ＮＰＯ法人「子育てパレット」TEL３８８７・２６３５、Ｅメール、
HP、ブログ

写真上／三浦さんの絵本の読み聞かせ＝関三いこいの広場で
下／みんな写真のスクラッピングに夢中＝同