足立朝日

11月30日 浅草公会堂「漫才大会」 Wコロンが真打披露

掲載:2012年11月5日号
 第43回漫才大会(主催=社団法人 漫才協会、協力=NHK)が、11月30日(金)に浅草公会堂で行われる。今年の目玉は大きく2つ。
 まずは、足立区の星「Wコロン」の真打披露。漫才協会では、10年以上の実績を積み、協会に貢献したコンビを対象に、大御所の理事陣が真打を選考する。昨年は「ロケット団」、一昨年は「ナイツ」がその座を射止めた。第1回は「青空千夜・一夜」、第2回は「新山ノリロー・トリロー」と聞けば、その歴史と立場の重さを感じる。
 「Wコロン」の木曽さんちゅうは「選考して良かったと思っていただけるよう、真打の価値をさらに高めるべく頑張ります!」。ねづっちは「コツコツとやってきたことを、理事が認めてくださったことがうれしい。さらに精進します!」。
 2つ目は、天空劇場での「天空寄席スペシャル」と題した予選会(司会=「ニックス」)。漫才大会「若手コーナー」に出演する上位12組を、来場者が投票で決めるという試みで、22組がその座を競った。会場では「ナイツ」の塙伸之もアンケート回収作業に参加。来場者から歓声が上がった。
 集計中、ゲストとして足立区在住の鏡味仙三(太神楽)、青空球児・好児が登場し、普段の天空寄席に厚みを加えた。結果発表で、ダントツの1位は福島出身の「母心」。
 これら漫才協会所属の芸人が、総出で観客を迎える「漫才大会」をナマで観られる日は近い。
【開演時間】昼の部=11時半、夜の部=4時半
【料金】1階指定席5千円、2・3階自由席3千円。【チケット】同協会ホームページ、またはカンフェティチケットセンターTEL0120・240・540

写真/Wコロン