足立朝日

千住桜堤中2年生 足立朝日で記者体験

掲載:2012年11月5日号
 千寿桜堤中学校2年生の染谷俊平くん、市村日菜さん、鎌田凜子さん、が10月12日(金)、職場体験の一環として足立朝日新聞で記者体験をした。
 初の取材は、足立区在住で文京学院大学学長補佐・同大学院スポーツマネジメント研究所の福井勉所長(同大学理学療法学科学科長/教授、新年号掲載予定)。事前に、福井所長の研究領域である「理学療法」について知識を得た豆記者は、次々と素朴な質問を開始。 
 野球部所属の染谷記者は、福井所長が多くの著名スポーツ選手の故障治療を担当するカリスマ的存在であることに興味津々。ケガの予防法は十分なストレッチにあることも知り納得の様子。
 この世界に入ったきっかけを知りたかった市村記者は、当初の福井所長の夢はパイロットであったことを知り驚いた。夢は実現できずとも、福井所長が理学療法の研究に新たな道を見出したように、人生には別の可能性があることを学んだ。
 自分たちの年代にするべきアドバイスを求めた鎌田さんは、「五感を磨き、面白いと思ったことに恐れず挑戦する強い気持ちが大切」という言葉にうなずいた。福井所長いわく、「炎症の4大要素(発熱・発赤・疼痛・腫脹)は失恋と同じ」。常に解りやすい比喩を使って学生に接する姿勢に、豆記者たちも「福井先生の授業を受けたい!」。鼻や指にわずかなテーピングをほどこすことで、体の柔軟性が大きく変わることを体験した豆記者たちは、福井マジックに驚嘆! 午後は、足立区議会産業環境委員会の傍聴・取材。担当議員と区職員との迫力あるやり取りを初めて聞いた豆記者たちは、いわゆる「ゴミ屋敷」問題に関心を持った。さらに知識を深めたい3人は、環境部生活環境調整担当の島田裕司課長を取材。周囲にとっては単なるゴミであっても、当事者にとっては宝であることが多く、指導・支援を並行して行う大変さを痛感。
 2つの取材を通して豆記者たちは、「知らない世界が開けた!」と充実感溢れる笑顔で体験を締めくくった。

写真/福井所長よりテーピングの不思議を学ぶ(左から市村・鎌田・染谷各記者)