足立朝日

オンリーワンの指輪ができたよ! 西伊興小で伝統工芸授業

掲載:2012年11月5日号
 10月12日(金)、西伊興小学校(林正明校長)で、4年生40人が銀の指輪を細工して作る「伝統工芸授業」を行った。
 この授業は、「伝統工芸品産業振興協会」が行っている補助事業。東京銀器組合は、毎年、申請があった都内の小学校を回り、子どもたちに伝統工芸を通して「ものづくりの楽しさ」を教えている。
 西伊興小では、千住緑町在住、銀器づくり40年の坂巻亨さん(67)が中心となって、銀の指輪作りを教えた。
 各自には、あらかじめ申告しておいた自分や家族の指の太さの銀の輪が渡され、それをトンカチのような道具を使って模様を付け、次に研磨剤で磨き、最後に重曹で洗えば、キンピカの銀の指輪の出来上がり。「自分だけの指輪ができた!」と児童たちは大喜びだった。
 坂巻さんの授業は、区内では10月19日(金)に長門小でも行われ、今後12月7日(金)に千寿常東小、同月18日(火)に栗原北小でも実施される。

写真/坂巻さんから模様付けを教わる児童たち=西伊興小で