足立朝日

有馬康二 町会・自治会連合会会長 長年の町会活動が評価され 総務大臣表彰受賞

掲載:2012年12月5日号
 有馬康二(やすじ)・足立区町会・自治会連合会会長(79)が、「平成24年度 自治会等地縁による団体功労者総務大臣表彰」を受賞した。
 平成11年に創設された表彰制度で、自治会、町内会等の団体の代表者として多年にわたって在職し、地域的な共同活動を通じて良好な地域社会の維持、形成に顕著な功績があった人に贈られる。今年度は全国から54人が選ばれた。
 有馬会長は鷲宿町会会長(昭和63年8月~)、花畑地区町会・自治会連合会会長(平成3年~)、東京都町会連合会会計(平成22年6月~)を兼任。足立区町・自連会長は平成21年8月から務めている。
 11月28日(水)、霞ヶ関の総務省で開かれた表彰式に出席した有馬会長は、「受賞は想像もしていなかったので驚いた。当たり前のことをやっていたので」と、控えめながら喜びの笑顔。
 「みなさん、気持ちよくやってくれているから」という会長の言葉通り、町・自連の地道な活動が地域の絆を深めている。だがその一方で、区内の町会加入率は、平成10年70%、同20年60%、現在は57%に減少。「加入数を上げることによって、多くの人が課題を共有することが大事」と、現状打開を探る日々だ。
 「足立のために汗を流していきたい。それしかないですね。それが生き甲斐だから」。名誉ある表彰は、まい進を続ける有馬会長の励みになるに違いない。

写真/表彰式に出席した有馬会長=総務省で