足立朝日

　11月18日（日）、入谷１丁目の中郷体験農園（中田文雄園主）で「足立農すくーる」の収穫祭が行われた。足立農すくーるは、農地保全のため今年から区が始めた体験農園で、園主である農家が管理・運営し、園主から農作業を教わりながら野菜作りを体験していくもの。
　同農園では、この日「サツマイモ」と「落花生」の収穫が行われた。20組以上の利用者が畑から大きくて立派なサツマイモを「ヨイショ、ヨイショ！」と引き抜いた。また、ツルにたくさんなった落花生は一つ一つ丁寧にもいでいった。収穫後は中田園主と利用者の交流会が行われ、中田園主が収穫した里芋の汁やカブの漬物などを食べながら、農業についての質問や世間話で交流を深めた。
　今回が３月から始まった農業体験の集大成。入谷在住の浅香利明さん、公美さん夫妻は「やっぱり園主さんに教わりながらだと野菜の出来が全然違いますね。収穫したトマトを食べたときは、甘さにビックリしてしまいました」と思い出を語ってくれた。その他にも「収穫した野菜はスーパーで買うのとは比べ物にならない」「食べられない程の量が収穫できたので、ご近所に自分が作った野菜ですとおすそ分けしました」といった充実した農業体験の様子が聞こえた。
　農すくーるの利用料は、１区画30㎡・４万５００
０円。20歳以上が対象で、契約は１年間。中郷体験農園以外は、興野２丁目の「高野ファーム」があり、来年度には新たに２園が増える予定。詳細や募集案内は、１月以降のあだち広報や区のホームページに掲載される。
【問合せ】TEL３８８０・５８６６産振興課農業係

写真／楽しい野菜の収穫＝中郷体験農園で