足立朝日

町会相撲甚句も披露 一ツ家二丁目、念願の町会会館落成

掲載:2012年12月5日号
 一ツ家二丁目町会(宮崎十三会長)の町会会館が完成し、11月10日(土)、同町会子供の広場で落成式典・祝賀会が開かれた。
 近藤やよい区長、渡辺ひであき区議会議長、宮崎会長の親友の中田貢弘・民生児童委員連合会会長をはじめ、近隣町会代表など多くの来賓がお祝いに駆けつけた。
 同町会は昭和51年(1976)に発足。平成7年に3代目に就任した宮崎会長は、町会の活動が子どものための行事が主体で、それに伴う大人たちの飲食費が多いことに着目。「我々大人たちが何か夢や目的を持った活動を」、と町会会館の建設を提案した。
 それまで使っていた会館は、農地の一角に建つ小屋を、地主である野口和一・初代会長が無償で貸与していたものだった。
 新会館建設に向けて、経費を節約し、バザーや廃品回収などで資金を集め続けて17年、1200万円余りを貯めることに成功。今年、土地の購入と町会法人化を果たし、区から1000万円の助成金を受けて、ついに念願の会館が完成した。
 建物は2階建てで、各階の広さは10坪ほど。手すり付きの階段は傾斜
が緩やかで、お年寄りに配慮した設計になっている。1階は備品やテントなどを
保管する倉庫と洗面所、2階は会議室と台所があり、月2回の役員会や老人会に使用される。「小さい会館ですが、夢は大きく」と宮崎会長。
 お祝いに、東京足立相撲甚句会(林太一会長)が相撲甚句と、林会長がこの日のために作詞した「一ツ家二丁目甚句(音頭)」を披露。「要の会館は あ~町内挙げての絆の館ァ 集うや 学ぶや 楽しむや~ホイ」の歌声が朗々と響き、華を添えた。


写真上/努力が結実した町会会館
中/宮崎会長
下/東京足立相撲甚句会が甚句でお祝い