足立朝日

渕江中で日韓中学生が対戦 バレーボール交流試合

掲載:2012年12月5日号
 渕江中学校(惣田修一校長)で11月5日(月)、中学生男子全日本選抜対全韓国選抜親善大会が行われた。
 同1日~13日に開催された、日韓スポーツ交流事業ジュニア選手競技力向上事業男女バレーボール交流試合の男子第3戦。
 中学生男子全日本選抜の監督は、同校バレーボール部顧問・日笠智之教諭。公益社団法人・日本中学校体育連盟バレーボール競技部の強化委員会副委員長を務めている縁で、5年前から同校で開催されている。「日韓問題など難しい時期だからこそ、絆を深めて欲しい」と惣田校長。
 1・2年生全員が国際理解教育の一環として観戦。事前に覚えた韓国語の応援コールで声援を送った。ハーフタイムショーでは1年生が文化祭で発表したダンスの一部を、両チームの前で披露。
 チームは強化合宿を経て全国から選ばれ、五輪メンバーとして期待されている選手たちとあって、試合は迫力満点。1・2セットは拮抗したが、3・4セットは日本が優勢、3‐1で勝利した。
 ボールボーイやラインズマンを、渕江中女子バレー部の1・2年生23人が担当。染野愛奈部長(2年)は、「緊張した。スパイクが素晴らしかった」。村上璃華生徒会長(2年)は、「言葉や人に触れることのできる大切な時間、貴重な機会でした」と代表で挨拶した。
 日本での前半戦を終えた全日本選抜は、韓国勢とともに韓国へ渡り、後半3戦に臨んだ。

写真/得点を喜ぶ全日本中学生チーム=渕江中体育館で