新田1‐18‐2
今回は、都営バス「新田1丁目」下車、目の前にある「新田稲荷神社」を紹介。境内は約980㎡あり、入口と社殿の間が広場のように広がっている。その場所を利用し、10月に行われるお祭りなどでは出店が軒を連ねる。祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)。五穀豊穰と商売繁盛の御利益があるとされている。
創建は、今から約300年以上前の元禄10年(1679)。同地域は、古くは農地として、その後数年前までは工場地帯として栄えていたが、現在はマンションが建ち並ぶ住宅街へと変貌を遂げている。住民が増えるにつれて神社信仰もより一層篤くなり、昭和37年(1962)に拝殿を、昭和56年(1981)に本殿と社務所を新築した。以降も昭和58年(1983)に鳥居の改修や参道敷石の整備をするなど、同社が地域住民にとって大切にされていることが分かる。
その他にも境内には、「庚申塔」と「巳待講(みまちこう)」と刻まれた通称「新田稲荷神社石塔」と呼ばれた碑がある。巳待とは、巳の日巳の刻(午前10時頃)に行った弁天祭のことで、その時刻に弁天様に祈ると、幸運をもたらしてくれると言われていた。また、巳は水害から守ってくれるとも考えられていて、荒川と隅田川に挟まれた新田地域の歴史を物語っている。
【問合せ】TEL3897・6483八木宮司
【交通】都営バス「新田1丁目」バス停下車すぐ
写真上/地域住民から信仰の篤い神社
下/庚申塔と石碑
今回は、都営バス「新田1丁目」下車、目の前にある「新田稲荷神社」を紹介。境内は約980㎡あり、入口と社殿の間が広場のように広がっている。その場所を利用し、10月に行われるお祭りなどでは出店が軒を連ねる。祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)。五穀豊穰と商売繁盛の御利益があるとされている。


【問合せ】TEL3897・6483八木宮司
【交通】都営バス「新田1丁目」バス停下車すぐ
写真上/地域住民から信仰の篤い神社
下/庚申塔と石碑