足立朝日

長山藍子さんのトークと映画にうっとり 「寅さん上映会」

掲載:2013年1月5日号
 12月7日(金)、足立区朝日新聞販売店会主催の「寅さん上映会」が北千住マルイ11階のシアター1010で行われ、約700人が、トークショーと寅さん映画を楽しんだ。
 トークショーは、第5作「男はつらいよ 望郷篇」のマドンナ・長山藍子さんと、朝日新聞の「寅さん記者」として知られる小泉信一・社会部大衆文化担当記者との間で行われた。
 清楚な白いドレス姿でにこやかに登場した長山さん。映画にマドンナとして出演する前に、テレビ版「男はつらいよ」(全26話)に妹・さくら役として出演していた時の思い出話からスタート。その最終回で、寅次郎がハブに噛まれて死んでしまうラストに、「涙がボロボロこぼれて、お稽古など出来なくなった。『死んじゃうのいやだ』と山田監督に抗議した。そしたら、監督は『ハブに噛まれて死ぬなんて寅らしいじゃないか』と言われた」などと裏話を披露。
 その話の直後に、宮城で震度5、東京で震度4の地震があり、建物がグラグラ揺れ、対談は10分間中断。
 その後再登場した長山さんは、「望郷篇」に出演した時のエピソードを語り、万雷の拍手を浴びて舞台を降りた。
 最後に「男はつらいよ望郷篇」が上映された。参加者からは「いいイベントだったよ!」の声が響いていた。

写真/長山さんと小泉記者とのトークショー=シアター1010で