足立朝日

「有楽町線を足立区へ!」 地下鉄8号線整備促進大会開かる

掲載:2013年2月5日号
 「ボクは将来鉄道の運転手になりたい。地下鉄8号線が来たら、運転したい」――。1月26日(土)、中川小体育館で「地下鉄8号線整備促進大会」が開かれ、区東部地区の住民を中心に約350人が集まり、地下鉄8号線(有楽町線)の延伸を訴えた。
 現在の江東区豊洲から、亀有を通って葛西親水水路沿いを北上し、野田市まで延伸する計画の同線については、12年前の運輸政策審議会が「平成27年度までに整備着手することが適当」という答申を出しており、地元中川小、大谷田小の児童代表4人も地下鉄の早期延伸を檀上から呼びかけた。 
 この大会は、平成10年度から毎年開かれているが、目標年次があと2年と接近する中で、「そろそろ国は整備・運営主体を作るべきだ」の声が高まっている。
 大会には、住民を中心に国会議員、都議、区議、関係する足立区、葛飾区、埼玉県八潮市、野田市の担当者らが参加。
 石川義夫足立区副区長が「大切な時期に入った。継続した運動が効果を出しつつあるので、関連の区、市の皆さんと協力して頑張りましょう」との近藤区長のメッセージを読み上げた。
 住民を代表して羽住奎第18地区町会・自治会連合会会長は「関係する地域の50団体が結集してラストスパートをかけよう」と挨拶。最後に、中川小6年の佐々木沙耶佳さん、同・林佳杏奈さん、大谷田小4年の三橋友香さん、同小3年の水野貴裕くんの4人が誘致に向けたそれぞれの率直な思いをぶつけ、拍手を浴びた。

写真上/挨拶する羽住会長=中川小体育館で
下/右から佐々木さん、林さん、三橋さん、水野くん=同