足立朝日

　１月31日（木）、葛飾区青戸にあるテクノプラザかつしかで「第７回ＴＡＳＫものづくり大賞表彰式」が行われ、足立区からは単独開発部門の大賞をはじめ６製品が入賞し表彰された。
　単独開発部門では、足立区の企業が３年連続の大賞を獲得する快挙を達成した。
　大賞を受賞したのは、㈲篠原刃型（千住緑町３‐７‐27、TEL３８８１・０７１６）の「レザーアニマル」。同製品は、動物の形に切り抜かれた馬のヌメ皮を水に濡らし、柔らかくなったものを曲げたり伸ばしたりして動物の形を立体にしていく子どもから大人まで楽しめる玩具。なおしたいと思えば水を濡らすことで何度でも修正できるのも特徴。
　篠原雄二社長（63）は「昔からある素材を最新機械を使って何か出来ないかと考え、自分が動物好きということで生まれた商品が大賞をとれて嬉しいです」と受賞の喜びを語った。「子どもには、これを使って人の手の可能性を感じてもらいたい」とも。
　値段は１種類６５０円～で、現在キリンやカンガルー、恐竜など約50種類。インターネットHPから購入可能。
　今回表彰された足立区の製品は次の通り。
【単独開発部門（応募51件、入賞９件）】
▼大賞＝レザーアニマル（㈲篠原刃型）▼優秀賞＝i-jacket（㈲三幸）▼奨励賞＝写真はんこ（㈱安心堂）、スペースチェアーどっこイス（㈱トミテック）
【共同開発部門（応募35件、入賞９件）】
▼優秀賞＝海を守る貝（㈲五味彫刻工業所ほか）、ホッとウエイト（㈱トミテック、㈱ヤングホリイほか）▼奨励賞＝変化させるレザートート 〝Re〟（佐藤千恵、㈱ヤングホリイ）
《メモ》ＴＡＳＫものづくり大賞＝台東（Ｔ）、荒川（Ａ）、足立（Ａ）、墨田（Ｓ）、葛飾（Ｋ）の５区にある中小企業を対象に、熟練技術や高度な技能を使い、デザイン力や協働力を結集して開発した、快適で安心な新商品の優秀作品が表彰される。

写真上／賞状を手に受賞者の皆さん＝テクノプラザかつしかで
下／レザーアニマルを囲む篠原刃型の皆さん。右から２番目が篠原社長＝篠原刃型で