足立朝日

　足立区の平成25年度当初予算案が１月30日（水）、発表された。
　一般会計の総額は２５８６億円で、前年度比１５０億円（６・２％）増。要因は竹ノ塚駅付近の鉄道立体化促進事業、公園等の整備事業、区立小学校の改築事業など、投資的経費の増加。
　これまで取り組んできた「治安・学力・困窮」のマイナスイメージからの脱却戦略、高齢化対策などの継続・拡充に加え、将来的な予算削減に向けての新規事業も盛り込まれた。１００億円に膨らんだ財源不足の圧縮を図り、既存事業見直しも進める。
　子どもの定期接種（１類）の全額助成、公園の清掃業務見直しによる管理費削減、生活保護費不正受給防止に生活保護適正実施協議会を実施する。
【新規事業】
●証明書をコンビニで交付（５５３９１千円）
　23区初、窓口交付の証明書を、６月10日からコンビニでも交付する。住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍附票の写しなど６種類。セブンイレブンのみで、区外店舗でも可。
　窓口業務効率化を図り、将来的には区民事務所の統合も視野に入れる。
●教育次長創設（２１２４千円）
　教育委員会事務局に「教育次長」組織を創設。学校経営を指導する足立区独自の組織として、区立小中学校、区立保育園の経営計画を評価・指導し、子どもたちの基礎学力の定着を目指す。