足立朝日

110番の日 アリオでキャンペーン 通報は場所を正確に教えて

掲載:2013年2月5日号
 110番の日である1月10日(木)、西新井警察署(藤田正人署長)がアリオ西新井で、キャンペーンを行った。
 爆発物の捜索や、災害時などに生存者の捜索を行う警備犬のファント号とヤーゴ号が登場し、訓練を実演。訓練士の命令に従わせる服従訓練、爆発物の匂いがついたバッグを探し当てる爆発物捜索訓練、犯人に跳びかかる警戒訓練の3つ。
 所属の警視庁警備第2課の担当者は、「犬は噛むもの。触りたい時には、飼い主に聞いて、犬に自分の匂いを嗅いでもらってから」と、コミュニケーション方法を伝授した。
 2部では西新井署員による「劇団にしあらいぐま」が、メインスローガン「110番教えてその場所正確に」を呼びかける寸劇を披露。道でひったくりに遭った女性が110番通報するというもので、着ぐるみなどでわかりやすく説明した。
 昨年の警視庁管内での110番通報は、175万件。うち6割が携帯電話からで、通報者が自分のいる場所がわからずに、場所の特定に時間がかかったという。
 自宅以外の住所は、意外とわからないもの。自販機には住所、電柱、信号、道路標識には管理番号が表示されているので、110番通報の際は、それらを探して住所を伝えるようにしたい。

写真/犯人役の警察官にかみつく警備犬は迫力十分=アリオ西新井で